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観光観光

2016.10.29

‘60年代開業のリアル老舗…
西表島最古参の宿、竹盛旅館

writer : 小川研

八重山諸島最大にして、最も自然豊かな西表島。その東の玄関口・大原港周辺は、北西部に比べて観光客も少なめです。素朴な暮らしが静かに息づく、そんな東部の中心地、大原・大富集落に、“西表島で最も古い宿”があるのをご存知でしょうか? 「竹盛旅館(たけもりりょかん)」は、1960年代創業、超が付くリアル老舗。八重山の奥地で、50年以上愛され続ける、西表島の“元祖”旅人の宿。その歴史に根差した魅力に迫ります。
竹盛旅館

仲間川を擁する自然豊かなロケーションが魅力の大富周辺

竹盛旅館の魅力は、まずなんといっても周りを取り巻くロケーション。日本最大のマングローブ地帯を有する仲間川の河口、川淵までおよそ100mほど。南向きの部屋からは、その雄大な流れを一望できます。
部屋からの眺め
川はもちろん、海や山など、有名な遊びのフィールドへは、いずれも車やボートで30分ほど。また、徒歩圏内のスポットも少なくありません。まずは、近くの仲間橋をスタートし、豊かな島の水を眺めつつ、のんびり散歩を楽しみましょう。すぐに、西表島ならではの深淵なネイチャー、多様性に満ちた生態系に触れられるでしょう。
仲間橋
河口付近では、水平線上に浮かぶ八重山の島影に出合えます。その絵に描いたような美しさは、ため息が出るほど…。
水平線上に浮かぶ八重山の島影

純和風の落ち着いた客室に開放感ある食堂などハード面も◎

西表島最古の宿泊施設・竹盛旅館は、アットホームな雰囲気と、老舗ならではのホスピタリティで、多くのリピーターに親しまれてきました。長い歴史の中で増改築が施され、現在、敷地面積949㎡に立地する鉄筋コンクリート2F建ての延べ面積は1,542㎡ととにかく広々。さながら、“プチホテル”と言った印象です。
竹盛旅館外観
仲間川の河畔からわずか100mあまりと好立地。もちろん、できるだけ川や海が見えるように工夫されています。また、正面玄関に通年咲き誇るブーゲンビレアも彩りを添えています。
ブーゲンビレア
全10室の客室は、いずれも畳敷きの純和風。6畳間から最も広い部屋は15畳間と、一人旅から大人数の家族連れまで、どなたでも落ち着いてくつろげます。
純和風の客室
お次は、開放感たっぷり!な1F食堂でいただく食事をご紹介。
1F食堂

海の幸や島の食材をふんだんに用いた自慢の手料理

醍醐味のお食事はもちろん手作り。地元産の食材を基にした優しい田舎風のお味でホっとひと息…。主役はもちろん魚料理。漁師直送、近海で取れたての新鮮な海の幸が、日替わりで登場です。塩煮(マース煮)・煮つけ・唐揚げなど、さまざまな調理法で楽しませてくれます(写真は夕食と朝食の一例)。
夕食一例
また、煮物や炒め物では、島の旬(冬瓜・パパイヤ・豚肉など)をふんだんに使用。副菜合わせて一度に6〜8品並ぶ充実っぷりに大満足! この豪勢な食事に魅せられた常連客も少なくありません。
朝食一例

初代が踏み出した第一歩から連綿と続く半世紀の歴史…

2代目となる現オーナー、竹盛 洋一(たけもり よういち)さんが、その知られざる歴史を語ってくれました。
「弊館の立地する大富集落は、1952年、遠くは沖縄本島の大宜味村から八重山の竹富島・波照間島などからの移住者による開拓でできた村です。宿のはっきりとした創業開始年月日は不明ですが、多分’60〜61年ごろ。当時は、『民宿』という言葉はなく、お客さんを泊める宿=『旅館』でした。3人家族で空き部屋があったこと、台湾で中居の経験のある母が多少料理に趣があったことなどがオープンのきっかけです。私はといえば、東京のホテルで勤めていましたが、’79年に戻り、受け継ぎました。初代からの建物などは完全に立て直して、残っている部分はありませんが、顧客からの繋がりに感謝し、西表島での老舗として誇りを持って続けています」
客室一例
ノスタルジックな時を味わいつつ、深淵な大自然を傍に感じられる、西表島で唯一無二の空間…。いうまでもなく人気宿なので、特に繁忙期は、早めの予約が必須です!
煮つけ

スマートポイント

  • 徒歩3分圏内、集落内にある「大富共同売店」では、ちょっと変わったお土産にも期待できそう! また、徒歩15分の「大富休憩所(マングローブ遠望所)」の眺望も見逃せません。
  • 全室wi-fi完備。温水洗浄便座完備。備品は、シャワー室にリンスインシャンプーとボディソープ。タオルはフェイスとバスを用意。歯ブラシセット、髭剃りセットなどアメニティも充実。浴衣、ドライヤーも完備。
  • コインランドリー2台+乾燥機1台(いずれも有料)完備。浄水器による水はもちろん、コーヒーやお茶は、いつでも自由にいただけます! さらに、西表島の宿では珍しく、クーラーは24時間無料と至れり尽くせり♪

ライターのおすすめ

周辺見所でイチオシは、仲間川中流の展望台。行きは仲間川観光の遊覧ボートで、戻る途中に展望台そばで下船(船長と要相談)。遊歩道を徒歩約70分、ガイドなしでもOKなジャングル観察コースをぜひトライ!

小川研

世界を歩きまくって醸成されたオンリーワンのフィルターを媒介し、沖縄情報を立体的に熱(苦し)く伝える。

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