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観光観光

2017.04.25

料理研究家が教える琉球料理
松本料理学院で沖縄の味を学ぶ

writer : Nao

「沖縄料理を食べるだけじゃなくて学んでみたい」
そんなあなたにオススメなのが、松本料理学院で開催している琉球料理科の授業です。料理研究家の松本嘉代子先生が琉球料理の作り方だけでなく、その背景や食材について講義してくださいます。講義の後は実習。「手間とひまをかけることで料理はもっとおいしくなります」と話す松本先生。琉球料理の技や心を一緒に学んでみませんか?

琉球料理を学びましょう

那覇市泉崎。那覇市役所や沖縄県庁などが隣接する地域の一角に松本料理学院はあります。かつお節の出汁のいい香りが教室の近くから漂っています。
松本料理学院は昭和44年に料理研究家の松本嘉代子先生が開いた教室です。琉球料理科の他に家庭料理やおもてなし料理、洋食、お菓子などを学ぶクラスがあります。
通常の授業は4~9月、10~3月までの2期制、各科とも1年コース。ただし、旅行などで沖縄を訪れた際にはタイミングさえ合えば単発でも授業に参加することができるのです。
授業は火曜日午後と土曜日の午前中にそれぞれ設定。献立は授業ごとに変わります。
伝統の中身汁

写真1

重箱料理

写真2

クーブイリチー

写真3

夏場はゴーヤーを使った「ゴーヤーチャンプルー」、秋にはクヮンソウを使った「クヮンソウの酢漬け」など、地場産の季節の食材を使ったり、伝統の中身汁(写真1)、「重箱料理」(写真2)や「クーブイリチー」(写真3)など行事に合わせた料理を教えてくださいます。さらには「チールンコー」や「サーターアンダーギー」などの琉球菓子も!
また、時には「ルーイゾーミン」や「黒肉(ミヌダル)」など今ではほとんど一般的には食べられなくなった琉球王朝の貴族が食べていた料理などを講義してくれることもあるんです。珍しい料理や食材にいつも興味深々!
沖縄旅行の際にはぜひ、訪れたいですね。
ただし、食材の準備があるので授業の前2日までには必ず予約をしましょう。
それでは授業の様子をのぞいてみましょう。
授業の様子

料理のポイントは「丁寧に」

白菜タシヤー

写真4

イカスミ汁

写真5

ウムニー(芋煮)

写真6

この日の授業では(写真4)「白菜タシヤー」(写真5)「イカスミ汁」(写真6)「ウムニー(芋煮)」について学びました。
白菜を油で炒めたタシヤーはご飯のおかずにぴったり。紅芋を使ったウムニーは色味も綺麗ですね。素朴で芋の優しい甘さのウムニーは子どもやお年寄りのおやつにもぴったり!腹持ちもいいのもうれしいですね(生の紅芋を沖縄県外に持ち出す場合は検疫が必要になるので注意しましょう)。
メインとなるのが「イカスミ汁」。沖縄近海で獲れたイカの墨を使う沖縄ではポピュラーな料理です。しっかりと下ごしらえをすることでイカの身は軟らかくなり、魚介類特有の生臭さもなくなり、おいしいイカスミ汁へと仕上がるのです。
授業はまず松本先生のデモンストレーションを見学します。
松本先生のデモンストレーション
イカを切っている様子
イカスミ汁の具材
ここでは料理を作る手順はもちろん、調理のコツやポイントについても教えてくださいます。
実際、先生の手さばきを間近で見られるので学ぶことはとても多いです。生徒さん達はみんな真剣な表情。気になったことは気軽に質問できるのも少人数の授業のいいところですね。
真剣に受講する生徒さんたち
また授業の大切なポイントに「味見」があります。
「手順や作り方だけでなく本物の味を舌で覚えることが大切」と松本先生は話します。「料理は身体で覚える」とも。
松本先生
五感をフルに使って琉球料理を学べるのが松本料理学院の授業のいいところです。

しかし、高級で特別な食材や料理の技を駆使しているわけではないんです。
普段使う食材でも食材の特性を知り、少しの手間と暇、そして食べる人のことを考えて丁寧に愛情を込めて調理すること。
それだけなんです。
「火加減やタイミング、食材の切り方など。旬の時期だったり、性質などを食材を知ることが大切。なにより、丁寧に調理すると料理はもっともっとおいしくなるんです」
そう話す松本先生の言葉通り、先生の作る琉球料理はどれも絶品。
調理中の松本先生
この味を自宅でも再現することができるんです。

学んだことは即実践!

料理ができ上がり、デモンストレーションが終わったらいよいよ実習。同じグループのメンバーと協力して料理開始です。
グループのメンバーと協力して料理
なかなか難しいですが、先生がやっていた手順やポイントを思い出しながら作業を進めます。
途中で松本先生自ら指導にもあたってくれるので安心して学ぶことができるのは嬉しいですね。
四苦八苦しながらの調理
四苦八苦しながらも、調理をしていくとだんだんと教室中にいい香りが漂ってきます。
完成した料理は受講生でいただきます。
完成した料理
写真は生徒さん達の作です。おいしそうな香りが漂っています。
でき上がったらみんなでいただきます!
料理をいただいている様子
松本先生は「沖縄県は内外から注目されている沖縄特有の食文化があります。各家庭に伝わる伝統的な琉球料理を多くの人々に体験させ、その良さを伝えたい」と熱い胸の内を語ってくれました。
松本料理学院で学んだレシピを家に持ち帰り、沖縄の伝統的な味を家庭でも実践するいいチャンスです。
沖縄旅行で滞在中も、料理を食べるだけでなく、学ぶことでもっと沖縄への関心が高まるはずです。
松本先生と生徒さん
ぜひ、訪れてみてはいかがでしょうか?
現在、4月からの生徒さんも募集しているそうですよ!

スマートポイント

  • なかなか学ぶことができない沖縄料理を学ぶことができる。
  • 実際に作って食べられるので、沖縄から帰ってから自宅でも作れる。
  • 雨の日など、天気を気にせずいつでも参加可能。

ライターのおすすめ

松本料理学院で教わったレシピを元に家でも白菜タシヤーを作ってみました!火加減、調味料を入れるタイミングと言った松本先生から教わった料理のポイントやコツをしっかりと生かして...。すると出来上がった料理は自分で作ったとは思えないくらいのおいしさ! 使った食材だって特別なものではなくスーパーで購入したものです。そんなに料理が得意ではない私でもこんなにおいしく作れるのですから驚きと感動を覚えました。
授業ではその料理の背景や歴史などについての説明もあり、ただお店に行って食べるだけだった琉球料理がずっと身近なものに感じられました。
授業では外ではほとんど食べることができない伝統の料理や珍しい献立に挑戦することも。受講すれば沖縄の味と文化にもっと親しみがもてるはずです。挑戦してみてはいかが?

Nao

最強の雨女だけど、心はいつも晴れてます。ノートとペンとカメラを持って西へ東へ。沖縄全土を回ります

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