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観光観光

2015.03.22

コスパ良すぎでしょ!
雨の日も遊べる海洋文化館

writer : いのうえちず

海洋文化館入り口
2013年10月にリニューアルオープンした海洋文化館。
1975年の「沖縄国際海洋博覧会」当時からあった展示を
大幅に見直し、新しくなったプラネタリウム込みで、
入館料は大人たったの170円!
沖縄・日本を含む、環太平洋地域の海洋文化という壮大なスケールで、
ひと・しま・うみを結ぶさまざまな資料が展示されています。
船の骨組み
吹き抜けのエントランスホールに展示されたダブルカヌー。
1975年の海洋博開催当時から展示されているカヌーで、
歴史資料をもとにハーバートカネ氏がデザインし、
タヒチの人々が復元したものです。

すべての島は海でつながる。ロマンあふれる展示

まずは3階ロフトの「航海ゾーン」から。
人類が長い時間をかけて造船技術や航海術を生み出し、
大海原を旅して太平洋地域に拡散していった様子を映像などで学びます。
壁の展示パネルでは南の島の少年が伝統的航海師になるまでを追う物語を
マンガ仕立てでわかりやすく見せ、
伝統的なカヌーづくりの様子も紹介しています。
航海ゾーン
ロフトから、2階ホール「オセアニアゾーン」の展示が見渡せるという
開放感のある吹き抜け構造。床全体を使った太平洋地図が、
中央のスクリーンで上映されるオリジナルムービー
「大海原を渡った人々」とシンクロするというダイナミックな演出も。
ウミガメの映像が泳ぐ航海ゾーン
写真は床の上をウミガメが泳いでいくという演出の場面。
床地図の各所には、環太平洋の各地域のカヌーも展示されています。
大型カヌーの展示場
3階ロフトから2階の交流ゾーンを見たところ。
「海が結んだ交流」をコンセプトに、
3つの大型カヌーが展示されています。
写真左手にあるのはステージ。
イベントの時はここでダンスなどの芸能が披露されることもあるとか。
真ん中の大型カヌーはラカトイといい、
パプアニューギニアに住むモトゥ族が交易に使用した船です。
近くから見た大型カヌー
こちらはクラカヌー。クラとは、トロブリアンド諸島で行われる
貝製の首飾りや腕輪を交換する儀礼のことで、
交流と友情を象徴するのにふさわしい船と言えるでしょう。
独特な彫刻やタカラガイの装飾にもご注目。
違う角度からの大型カヌー
海洋文化館の中は基本的には撮影禁止。
ただし、このリエン・ポロワット号のように
「撮影OK」の表示がある場所は写真撮影が可能です。
このリエン・ポロワット号は、
海洋文化館リニューアルを機につくった新造船。
ミクロネシアの伝統的カヌー建造技術を使って、
ポロワット島で建造されました。
そこからグアムまで約800キロの距離を伝統的航海術
(スターナビゲーション、つまり夜空の星を見て方角を定める航海術)
によって6日間で実際に航海してきたカヌーです。プラネタリウムの番組
「ロイと仲間の大航海~星に導かれて~」でも伝統航海術を使って
仲間たちと航海に初挑戦する少年のCGアニメを見ることができます。
オセアニアゾーン装いのコーナー
2階展示ホール「オセアニアゾーン」では、
住・食・漁労・装い・信仰・音楽や踊りなど、
オセアニアの海洋文化についてテーマ別に紹介しています。
写真は装いのコーナー。
信仰のコーナー
写真は信仰のコーナー。
原始的ながらイキオイのあるデザインに、
海の民たちのクリエイティブな発想を感じます。
楽器展示コーナー
楽器を実際に体験できるコーナーも。
映像に合わせて打楽器を楽しんでみては?
船の展示物
もちろん沖縄ゾーンもあります。
伝統的な木造漁船サバニや漁具などの展示のほか、
かつて琉球から中国大陸へと旅をした進貢船などの模型も
展示されています。
サバニに乗って撮影できるコーナー
サバニに乗って記念撮影ができるコーナーも。
週末やGW、夏休みなどには体験イベントも実施されているので
イベントスケジュールは事前にチェックしておきましょう。
プラネタリウム内部
プラネタリムでは1日11~13回も番組を上映。
中でも季節の星座を、沖縄の民話と絡めて学べる
オリジナルプログラム「沖縄ぬちゅら星シリーズ」は必見。
先ほど紹介した「ロイと仲間の大航海」もお見逃しなく。
天気に関係なく、たっぷり楽しめる海洋文化館。
子連れ旅行はもちろん、
大人の社会見学にもオススメの穴場スポットです。

いのうえちず

沖縄に惹かれて2011年移住。沖縄の文化誌『モモト』副編集長。歴史・文化系の記事が得意。​

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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