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観光観光

2016.10.25

はずしちゃいけない釧路の名所
幣舞橋の美しさにうっとり

writer : 金子 美里

釧路一の有名観光スポットといえば、幣舞橋(ぬさまいばし)。とにかく絵になるこの橋は、釧路の観光パンフレットなどでは表紙を飾るほど美しく、街のランドマークともなっています。
幣舞橋
ゆったり優雅なアーチを描くフォルムの壮麗さだけでなく、釧路川や港など周囲の風景に溶け込むそのシルエットは、思わず写真に納めたくなる美しさです。さあ、カメラ片手に幣舞橋のベストショットを撮ってみませんか?

地元民の愛がいっぱい! 釧路を代表する橋

幣舞橋は、釧路駅から歩いて15分ほどのところにある釧路を象徴する観光スポットの一つ。街のメインストリートである北大通りの途中にあることもあって、観光客が訪れるだけでなく、日々市民の生活で利用され、愛されている橋でもあります。
釧路川や港などの風景に溶け込む幣舞橋
橋を貫くトンネル
釧路川の河口付近にこの橋が架かったのは、1889(明治22)年。その後、幅員の拡張や渋滞緩和のためにリニューアルを繰り返し、現在の橋は五代目です。北側の橋脚を貫くトンネルの内部には、歴代の橋の姿が見られるギャラリーも。
初代の橋の姿
実は、五代目の橋の建設には、市民が大きく関わっています。設計の当初から地元参加で進められました。やわらかくカーブを描いた橋の形やヨーロッパ風のデザイン、両岸の橋の入り口にそびえる四つのオベリスク(石柱)など、優雅な橋の雰囲気には、地元の人たちの愛情がたっぷり詰まっているんですよ。
市民の生活で利用される橋

橋の上でアート鑑賞。昭和を代表する巨匠の競演

橋のシンボルとなっているのが、橋脚の上に立つ四体の彫刻「四季の像」です。釧路の四季を表したこの連作は、当時を代表する四人の彫刻家によって制作されました。
春の像
釧路駅側から歩いて行くとまず右手に現れるのが、舟越保武作「春の像」です。この姿で、若葉を萌えいずる雪解けを表しています。
秋の像
振り返って左をを見ると、厳しい表情で迫りくる冬を見つめる「秋の像」が。作者は、柳原義達です。
夏の像
歩みを進めると、今度は右手に佐藤忠良作の「夏の像」が現れます。束ねた髪を持ち上げる姿が若々しくて、躍動感がありますね。
冬の像
その向かい側には、札幌出身の本郷新が作ったのが「冬の像」。両手を掲げて冬の寒さをしのぎ、春へ近づこうとする力強さが伝わってきます。

橋を渡りながら、贅沢に芸術鑑賞ができる幣前橋。実はこれらのオブジェの設置も地元の人たちのアイデアと資金によって実現したもの。これだけ市民が協力して造られた橋は全国でも稀だといわれています。

橋を眺めつつ、のんびり河畔の公園で一休み

幣舞橋からの眺め
優雅な橋の全体像を眺めたいなら、河岸の広場へ降りてみましょう。釧路川の雄大な流れを間近に感じられる公園は、北側の岸が「ぬさまい広場」、南側には「おおかわ広場」とそれぞれ名前が付いています。
広場から眺める橋の全体像
橋を下から眺めるとその大きさと力強さ、そして端正なフォルムを感じることができます。絵になる橋だけに、唄に歌われたり、映画のロケ地になることもしばしば。ぬさまい広場には、歌詞に幣舞橋が登場する美川憲一さんの「釧路の夜」の石碑が立っていて、近くを通るとその歌を聞くこともできますよ。
「釧路の夜」の石碑
広場は地元の人が散歩をしたり、晴れた日にはランチを楽しんでいる人も。各所にベンチもあるので、ゆっくり座って川や橋を眺めつつ、のんびりできますよ。

いろんな角度、いろんな時間に眺めて、橋の風景を楽しもう

上から橋を眺められる特等席も。橋の南側にあるロータリー交差点から、出世坂を上ると幣舞公園があり、ちょうど花時計の真上あたりから、幣舞橋を見下ろすことができます。
花時計
幣舞公園から見下ろすと、橋の幅員の広さや交通量の多さを目の当たりにできて、地元の人にとってこの橋が大切な交通の要所だということも感じられますね。さらに遠くへ目を向ければ、釧路港とその奥に広がる広大な海。清々しい気持ちになりますよ。
橋の南側にあるロータリー交差点
見る角度だけでなく、時間によっても異なる表情を見せてくれるのが、幣舞橋の魅力。明るい昼間の姿も凛としてきれいですが、夜の街路灯が灯る時間も見逃せない美しさです。河面にキラキラと街路灯の明かりが写り、そのなかに橋のシルエットが浮かび上がる景色はロマンチック。橋の上の彫刻の姿が見えるのも幻想的です。
河面に写る街路灯
夜の橋の上の像

写真映えする橋「ねらい目は春と秋の夕景」

橋の名前の由来はアイヌ語の「ヌサ・オ・マイ」。「幣場(神様を祀るための祭祀の場所)があるところ」という意味です。その名の通り、この橋は神様の力が働いているのではないかと感じるほど、美しい姿を見せる瞬間があります。その一瞬をとらえようと、カメラを構えて橋に向かう人たちも少なくありません。

世界三大夕陽

提供写真:釧路市産業振興部観光推進室


とくに有名なのは、夕陽をバックにした橋の風景。世界三大夕陽に数えられる釧路の夕陽が、橋の姿と重なるときが、一番映えるといわれています。春分、秋分の日の両日は、ちょうど橋の真んなかに夕陽が沈み、まるで絵画のような景色を見せてくれます。あまりの綺麗さに、カメラ好きでなくとも撮影したくなっちゃいますよ。

市民にも観光客にも愛され、親しまれている幣舞橋。橋の上から、河岸から、高台から、そして時間や季節を変えて……何度でも繰り返し訪れて、幣舞橋の魅力を存分に感じてくださいね!

スマートポイント

  • 北側の橋の入り口には観光案内所があり、市民ボランティアガイドさんが常駐しています。橋の見どころや撮影スポットも教えてくれます。
  • ぬさまい広場は、繁華街からすぐ近く。食事やお酒を楽しんだ後に、お散歩を楽しむのもいいです。
  • 釧路フィッシャーマンズワーフMOOや、釧路芸術館、石川啄木記念館など近くに観光スポットも数多くあります。

ライターのおすすめ

橋を上から見下ろせる幣舞公園は、地味ですがオススメ。公園に続く出世坂の道は木々に囲まれて歩いているのも気持ちいいです。少々きつい階段になりますが、講演から眺める街の景色は気分を晴れやかにしてくれます。

金子 美里

フリーランスライター。地元情報誌の編集として勤めたのち独立。現在は観光情報誌や旅行雑誌などに執筆。

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