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グルメグルメ

2016.06.13

食べて、買って、釣って楽しい
食のワンダーランド函館朝市

writer : 吉田弥生

JR函館駅目の前という好立地にある函館朝市。鮮魚店を中心に青果店、乾物店、飲食店が約250軒が集結する道南一の規模を誇る市場です。函館旅行では絶対外せない人気の観光スポットで、年間180万人もの人が訪れます。
朝市を歩く
早朝に水揚げされた魚介類や新鮮野菜が所狭しと並び、威勢のいいかけ声が飛び交います。朝イカや海鮮丼を食べたり、お土産を買ったり、イカ釣りをしたりと、アミューズメントパークのような楽しさ。一部の飲食店はランチタイムが終わるころまで営業していますが、お昼くらいにはほとんどのお店は閉まってしまいます。頑張って早起きをして、朝市をとことん満喫しちゃいましょう。

戦後の闇市から一大観光スポットへ

朝市の店
函館朝市の歴史は、戦後まもなく函館周辺の農家が市役所の裏で行った野菜の立ち売りからはじまります。立ち売りが露店となり、魚介類や乾物、衣料品にいたるまでさまざまな業種の店が増え、1956(昭和31)年に現在の場所に移転。函館市民の台所として親しまれてきました。
朝市飲食街
近年では改修を加え、海鮮丼を中心とした飲食店街「どんぶり横丁市場」、名物イカ釣りができる「えきに市場」、かつての風情を残す「函館朝市ひろば」、干物や加工品を中心とした「塩干市場」の4施設に大きく分けられていて、1年を通して大勢の観光客でにぎわう観光スポットになっています。

新鮮なイカや海鮮丼を目指して「どんぶり横丁市場」へ!

どんぶり横丁
せっかく函館に行くのなら、早起きをして朝獲れのイカや新鮮な魚介類の朝食をどうぞ。市場内には飲食店がいたるところにありますが、「どんぶり横丁市場」には海鮮丼を中心とした食堂が15店舗も集結しています。
恵比寿屋食堂
そのなかの「恵比寿屋食堂」は1948(昭和23)年創業。函館市場の中でもっとも老舗の食堂です。ショーケースには色とりどりの丼がずらり! どれもおいしそうで目移りしてしまいますが、店主の井上敏廣さんのおすすめは「えびす丼(2,880円)」。
海鮮丼
井上さんが丁寧に盛り付けた、ウニ、イクラ、ボタンエビなど7~8種類の豪華なネタは新鮮そのもの。みそ汁と漬け物もついて量もたっぷりです。他にも50種類もの丼がありますが、小・中・大とサイズが選べるメニューもあります。いろいろ食べたいなら控えめサイズにするといいですよ。

釣って楽しい、食べておいしい「イカ釣り」にチャレンジ

「えきに市場」の目玉は船の形のいけすに泳ぐ活イカを釣る「イカ釣り」。実は、活イカを1年中食べられるのは日本でも函館だけだそうです。1月から5月はヤリイカ、6月から12月まではスルメイカを釣ることができます。
イカ釣り
イカが釣れた
先端に針の付いた竿を水中に下ろし、イカの耳を狙って引っかけますが、これがなかなか難しいのです。ちょっとしたコツがあるのですが、それは店員さんに聞いてみてくださいね。釣り上げるときにイカが水やスミを勢いよく吐くことがあるのでご注意を。
イカをさばく
釣ったイカは店員さんが目の前で刺し身にしてくれます。鮮やかな包丁さばきにもご注目。1分ほどで刺し身にされたイカは透明感があり、まだピクピクと動いています。コリコリとした歯ごたえと、ほんのりした甘さがたまりません。イカ釣りの値段は時価で、1,000円前後が目安。多い日には300人以上のお客さんが詰めかけるほどの人気です。
イカはいかが?

お店の人とのやりとりも楽しいお買い物

新鮮な食材がずらりと並ぶ朝市。気に入ったものはぜひ買っていきましょう。「お土産はもう買った?」「安くしとくよ」など、あちこちから元気な声がかけられます。迷ったときにはお店の人に相談してみてください。予算に合わせていいものを選んでくれます。地方発送もできるので安心です。
朝市店頭
大きなカニ!
日持ちのするものや常温で持ち運びができる干物などもお土産におすすめです。魚の種類やそれに合った調理法など、お店の人が教えてくれますので、おいしいところをみつくろってもらいましょう。
干物やさん
閉店間際に行けばおまけをしてくれることもあります。お店の人との会話も楽しみながら買い物をしてみてはいかがでしょうか。
もうすぐ閉店
函館観光キャラクター「イカール星人」の神社や公式ショップもあります。宇宙から襲来したという、ちょっとキモカワなイカキャラクターで、80種類を超えるグッズがそろっています。個性的なお土産としておすすめです。

食べ歩きも楽しい、ぶらり朝市散歩!

市場内を歩いていると、焼きガニや蒸しアワビ、タコ串など歩きながら手軽に食べられるグルメが目に入ります。お手頃価格でちょっと小腹が空いたときにぴったりです。ちょこちょこと食べながら朝市をぶらぶら見て歩くのも楽しいですよ。
たくさんのイカ
「函館朝市ひろば」にはフードコートも併設されていて、歩き疲れたら座って一休みできます。買ったものをここで食べるのもおすすめです。
フードコート
魅力いっぱいの朝市ですが、多くのお店は昼過ぎには閉店してしまいます。買い物も食事も午前中に終わらせる勢いで楽しんでください。

スマートポイント

  • ほとんどのお店が5時頃から開店しますが、混み合うのは8時から9時くらい。ゆっくりと見て歩きたいなら早めに出かけましょう。
  • イカ釣りは週末や連休期間は混雑し、1時間以上待つこともあります。時間に余裕を持って行くか、早朝に行くといいでしょう。
  • 海鮮丼のほか、イカ刺し定食や焼き魚定食なども充実。イカは生姜醤油につけてご飯に乗せて食べるのが函館流です。

ライターのおすすめ

函館の朝食はぜひ朝市で! 朝に揚がった活イカの歯ごたえは、普段食べているイカとは別物です。お昼近くになると店じまいをはじめるお店が出てくるので早く行くのがおすすめです。

吉田弥生

札幌生まれ札幌育ち。好奇心旺盛で初めての事には何でもチャレンジする性分。北海道の知られざる魅力を発掘します‼

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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