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2015.03.22

自然の厳しさと甘さを実感
黒糖を作り体験

writer : 中本岩郎

地方の物産を一同に集めた”物産展”は
年中いたるところで開催され、
中でも沖縄の物産展は人気が高いと聞いたことがある。
流通が発達した現代では、
東京のような都心でも大型のスーパーに行くと
沖縄の塩や黒糖は容易に手に入る。
しかし、商品を手に取る事はできても、
商品に至るまでの過程を見た人は少ないのではないだろうか。
今回ご紹介する黒糖作りは、原料であるサトウキビの収穫から
黒糖が出来るまでを体験できる、
一つの物産が生まれるまでの物語である。

沖縄を体験できる施設

体験する場を提供してくれるのは、
沖縄本島北部恩納村の真栄田岬に程近くにある、
沖縄体験ニライカナイ。
この施設では黒糖作りをはじめ、エイサーや三線体験などを使った
沖縄の文化や自然を身近に感じれる体験型のコースに定評がある。
修学旅行生等の団体向けものから、家族等や友人同士で参加できる
個人のプランを合わせると、プラン数は80種類にも及ぶ。
建物
黒糖つくり風景5
黒糖作り体験の流れは
1,畑でサトウキビを収穫
2,その場で丸かじり
3,サトウキビの搾り出し
4,サトウキビジュースの試飲
5,黒糖作り
という具合になっており、体験に要する時間は2時間。
ワクワクを抑えきれない私は道具を装着し、
早速畑に向かうことに。

畑の農作業は想像以上だった

車で5分程度の畑までは各自で移動なので、車の手配は忘れずに。
収穫に必要な用具、軍手、日除けの帽子(クバ笠)等の道具は
施設が貸し出してくれるので、
各自準備するものは動きやすく
多少汚れても良い洋服と楽しむ気持ちだけ。
畑に到着するとサトウキビの切り方を指導してもらい、いざ狩らん!
黒糖つくり風景2
根付いているサトウキビを一回で切るのは意外に難しい。
取ったサトウキビの不要な枝や草を切っていくのだが、
一連の作業をするだけで多少息が上がる。
機械化が進んでいるとはいえ、
収穫作業をしている農家の方には頭がさがる。
黒糖をつくる職人
切ったサトウキビを裂いていくと、白色の中身が見えてくる。
今日の案内人である石川清康さんの豪快なサトウキビを丸かじり。
黒糖作り風景
噛みながら汁を吸うと、ほのかな甘みがあり、
その後唾液と共に甘さが口いっぱいに広がる。
辺りに広がる畑を眺めながらサトウキビをかじると、
収穫の疲れも感動のエッセンスに過ぎないと思うのである。
サトウキビは1年で収穫できる作物だが、
冬場に収穫するのは糖度がグンと増すためである。
黒糖作り風景3

フレッシュなジュースが貫禄のある黒糖になるまで

畑から施設に戻ると、
収穫したサトウキビを搾り機に入れて汁を出していく。
黒糖つくり風景4
搾った後のクズはバガスと呼ばれ、畑の肥やしや牛の餌になる。
昔の沖縄では機械の代わりに牛を使って搾っていたというので、
それはそれで見てみたいものだ。
搾り出した汁を濾した後、
煮沸してアクを取るとサトウキビジュースの完成だ。
黒糖を熱する
先ほど丸かじりした味とは少し違い、
見た目以上にアッサリとした味わい。
このサトウキビジュースを2〜3時間煮詰めていくと、
黒色になっていくというが、
体験の際には事前に煮込まれた汁を使う。
焦げないように混ぜながら煮詰めていくと泡が出てくる。
黒糖を熱する2
泡が沈み粘り気が出てくると型に流し込む。時間との勝負。
黒糖1
黒糖2
今回は少し不格好になってしまったが、
味の格好はバッチリ決まっている。
出来立ての温かい黒糖の味は、
深いコクと甘い風味が特徴的でついつい食べてしまう。
収穫したサトウキビと黒糖をパッケージすると出来上がり。
お土産に持ち帰れる。
普段は一番右にあるようなカタチのものが
完成するので、あしからず。
黒糖商品
物が溢れ大量生産、大量消費される現代であるが、
黒糖を通じて商品ができるまでの
沢山の人達の汗と手間暇に気付かされた。
農家や生産者への感謝を忘れないうちに、
帰りの車内で窓から入る潮風を感じながら
黒糖を食べるのであった。

<体験プラン>
サトウキビ刈りとおいしい黒糖作り
1人:2500円~4000円(人数によって変更有)
サトウキビ・紅芋・パイン・そば・菓子・シーサー・マリンクラフト・吹きガラス、目の前のマリブビーチでのシュノーケリングやシーカヤックほか、 16種目中最大5種目の同時実施が可能。

中本岩郎

地域の青年会に所属し、エイサーを通し真心溢れる沖縄の人々の虜に。地域に根付く文化の深部を発信する。

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