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2015.05.07

沖縄伝統菓子の世界!
小ネタをそえて

writer : 牧

沖縄のお菓子と言えば・・・
代表格ともいえるちんすこうは、絶対王者と言えるかもしれません。

しかし待て。
沖縄のお菓子はちんすこうだけではないっ!
一見目立たないけど、人々に親しまれてきた
伝統的な沖縄菓子は数多く存在します。

というわけで、メインのお土産に添える
ちょっとしたアクセントとして、こんなお菓子はいかがでしょうか?

やっぱり伝統ある琉球宮廷菓子でしょ!

まず紹介するのは、
琉球王朝時代に高貴なお菓子とされたクンペン(コンペンともいう)。
スイーツ
見た目ではあまり興味をそそられない、この地味なたたずまい。

しかしあなどるなかれ!
このお菓子、王国時代には中国皇帝への献上品として、
また王国最高位の巫女が神に供えるためにも用いたという、
たいそう高貴なお菓子なのです!
御菓子
胡麻や落花生の餡を包んだこの焼き菓子は、
口に入れた瞬間ふわりと漂う香り高い風味がたまりません。
ナッツ類が好きな人はハマるかもしれませんね。

値段も100円前後と、伝統菓子を扱う店だけでなく、
各種市場やスーパーでも手に入れることができ、とてもお手軽です。

お次もやはり、宮廷菓子である花ぼうる。
お菓子
こちらは王朝時代、日常的に、また祝い事等にも食されていたお菓子です。

この花ぼうる。
昔は江戸を始め本土でも食べられていたのですが、
現代において食べられるのは、沖縄だけ!
材料は小麦粉、砂糖に卵と非常にシンプルで、
しっとりした硬いクッキーのような食感。

そしてこの美しい造形は型抜きではなく、
今も職人が手作業で行っているという芸術的なお菓子なのです!
お値段やはり、100円ほど。

ただし、
おみやげ
だいぶ様子の違う花ぼうるもあるようなので、
こうした違いを探してみるのも面白いかもしれませんね。

伝統のお菓子ではあるけれど・・・

琉球王朝のお菓子の中に、もう少し華やかな色合いのものはないの?
そんな声にお応えできるものがあります。
お土産
こちらは千寿こう(せんじゅこう)。
蓮の花をイメージしたと伝えられる彩りのある宮廷菓子です。
名物
クンペンと同じ、胡麻と落花生の餡に加えて、
口に広がる柑橘系の香りがアクセント。

ところでこのお菓子は、一度沖縄から絶滅してしまったものなのですが、
小説「テンペスト」がきっかけで30年ぶりに復活したのだそうです!
販売されているのは、ちんすこう本舗新垣菓子店のみ。
ちんすこう
紹介した花ぼうるもこちらの商品。写真は松尾店。

ファンの方は、これを食べて物語の世界に思いを馳せると、
旅気分もグンと盛り上がることでしょう!

庶民のお菓子だって負けないよ!

最後は庶民のお菓子の登場です。
オススメお土産
地味なお菓子の再来。こちらはタンナファクルー。
クンペンとよく似ていますが、クンペンの皮がポロポロしているのに対し、
黒糖がふんだんに使われているこちらはとてもしっとり。

焼き直したり、バターを塗ったりと、
県民の好きな食べ方もそれぞれですが、
私のオススメは牛乳と一緒にいただくことですね!

このタンナファクルーという名前は、
このお菓子を発案した
玉那覇(方言でタンナファ)さんの色が黒く(イルクルー)、
このお菓子くらいの色だったことから付けられた名前なんだとか。

ここで私の肌の色と比べてみましょう。
名物
確かにお菓子は黒めだけど、さほど黒くもないような気がする・・・?
素朴な疑問を抱いたので、
創業者玉那覇さんの3代目が経営する直売店の方にお話を伺ってみました。
まるおう
国際通り近くの、丸玉製菓直売店

「4月は新しい黒糖(新糖)が出回る時期で、新糖は白いわけさ~。
新糖も時間が経ってくるとなぜか黒くなってくるから、
冬のタンナファクルーは黒いよ!」

なるほど、そんな理由があったんですね!
お値段は11個入りで300円と、3個入り100円の二つがあります。
小話と共にお土産として渡せば、きっと喜んでもらえることでしょう。

旅の土産に沖縄の伝統をお持ち帰り!

コンペン
旅行先のお土産には、お菓子はつきもの。
定番もいいけど、ちょっとした変化球と小ネタを添えることで、
帰った後にお土産を受け取った友達と盛り上がるのも、また一興!

派手な土産物売り場ではなく、
街の市場や軒先の小さな店にも目を向けると、
昔から県民に愛されてきたお菓子を目にすることができるでしょう。

JTRIP Smart Magazineライター。高知県出身、2006年より沖縄在住。

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