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2017.07.10

[久米島]やちむん土炎房
思い出を形に残すシーサー作り

writer : 糸数麻美

沖縄のお土産でも人気の高いシーサー。家の屋根や門などに、魔除けとして置かれているシーサーを旅の思い出に手作りしてみませんか。
シーサー造り体験
山城(やまぐすく)と呼ばれる集落の小高い丘の上にあるやちむん土炎房(どえんぼう)。開放的な工房内では、小鳥のさえずりを聞きながら、シーサー作り体験が楽しめます。
晴れた日は、ハテの浜まで一望できる贅沢な景色を横目に、雨の日は、心地良い雨音に耳を傾けながら、充実した島時間が過ごせます。

絶景の工房

「沖縄」といえば、「シーサー」を思い浮かべる人も多いと思います。沖縄の伝統工芸・シーサーは、まさに沖縄の顔。久米島空港でも、到着ロビーを抜けると、早速シーサーがお出迎えしてくれます。
久米島空港のシーサーお出迎え
こちらの大きなシーサーを製作したのが、やちむん土炎房の宇江城昌順(うえしろしょうじゅん)さん。
赤瓦が印象的な沖縄の伝統的木造家屋
宇江城さんの工房は、赤瓦が印象的な沖縄の伝統的木造家屋。広々とした風が吹き抜ける畳の間には、たくさんの焼き物が並び、表情豊かなシーサーやお皿なども販売しています。
畳の間に並べられた器たち
「でも、時間があるなら、絶対に自分で作るのがオススメだよ。おいしいものは、残らないけど、やっぱり形に残るお土産がいいでしょう」と、笑う宇江城さん。
やちむん土炎房の体験教室は、宇江城昌順さん・弘子さん夫婦が運営しています。シーサー作り以外にも、ろくろを使ったお皿作りなど本格的な陶芸体験もできるそうです。
シーサー造りの指導をしてくれている宇江城弘子さん
シーサー造りの指導をしてくれている宇江城昌順さん
「工房から見る絶景もオススメですよ。五感を働かせて、自然の音を聞きながら、ゆっくりと過ごしてほしいです」と、弘子さん。
教室から見える近隣の島々
晴れていれば、近隣の島々まで眺望できるそうです。夏でも風の通る畳の間で、久米島の自然を感じながら、贅沢なひと時が過ごせます。

どんな色に塗ってもOK

体験教室には、親子で参加の観光客も多いそうですが、土いじりがまだ少し難しい子どもには、専用のシーサーに色を塗っていく、色絵付け体験がオススメです。所要時間は、早い人で30分ほど。作品は、当日持ち帰れます。宇江城さんが最初に説明をした後は、自由に色を楽しむ時間。「工作が好き」というこちらのお子さんは、2才。すぐに筆を取り、自分の好きな色を一人で塗り始めました。
「工作が好き」という2才のお子さん
多くの観光客や修学旅行生を受け入れしている宇江城さん夫妻は、ただ工程を説明するだけではなく、島や沖縄の文化なども挟みながら、思い出に残るシーサー作りになるように、進め方にも工夫をしているそうです。
自分のセンスで塗り上げて仕上げる
うまい・へた関係なく、自分のセンスで、自分色に塗っていく。作る度に違う、世界に1つだけのシーサーは、久米島を訪れるたびに、記念に製作するリピーターもいるそうです。大人も熱中してしまう色つけ体験は、自分で終わりの時間を決められるので、時間のない人にもオススメです。
大人も熱中してしまう色つけ体験

本格的なシーサーを作ってみよう

100%久米島さん粘土で作るシーサー
シーサーは、宇江城さんが山で採取した100%久米島の土からできています。一見難しそうなシーサー作りですが、実は、島の幼稚園に通う子ども達が、卒園記念に製作するくらい簡単な工程になっています。まずは、土の塊を細長くして土台となる体と尻尾を作り、次に、楕円形にした別の土をその体の上に乗せて、大きな口を作っていきます。体や顔などの模様も道具を使うので簡単です。側にいる宇江城さんが、パーツごとに手を止め、ゆっくりと教えながら進めていくので、粘土遊びが苦手という人でも安心して進められます。
幼稚園生の卒園記念
土台となる体と尻尾を作る
別の土をその体の上に乗せて、大きな口を作っていく
完成後は、工房で乾燥させ、窯で20時間ほど焼き上げてから発送されます。
旅から日常生活に戻った頃に届くシーサーは、「少し忘れかけていた久米島を思い出し、笑顔になりました!」という感想が、多く寄せられているんだそうです。

心も体も元気になれる島

認定NPO法人沖縄・球美の里の仲良し親子
今回の取材中、やちむん土炎房でシーサー作りを体験していたのは、認定NPO法人沖縄・球美の里を利用している子ども達とお母さんでした。球美の里は、国内で唯一、通年で利用できる、福島の子ども達の保養施設。2011年3月の東日本大震災で被災した子供達の健康維持のため、2012年7月から開所し、今回の子ども達は、76回目の受け入れだそうです。保養期間中は、全国各地から集結したボランティアと一緒に、きれいな海で泳いだり、裸足でおもいっきり走り回ったり、子ども達は、のびのびと、元気いっぱいに過ごしているそうです。

「休息」という言葉が、ピッタリと当てはまる久米島。
温かい島人と豊かな自然環境が、訪れる人々の心と体を優しく癒してくれるようです。

スマートポイント

  • 予約をせずにふらりと来ても、団体がいなければ、対応可能だそうです。急な雨などで、プランが変更になった際に、強い味方になってくれるスポットではないでしょうか。
  • 宿までの無料送迎もあるそうです。レンタカーを借りていない人にもうれしいサービスですね。
  • 色絵付けは、当日持ち帰り、自分で製作したシーサーは、約1カ月後に配送されるそうです。

ライターのおすすめ

やちむん土炎房の入口には、小さくcaféと書かれた看板があり、工房内で休憩もできるそうです。カフェの裏メニュー、弘子さんが作る紅芋餡のサーターアンダギーは、絶品。食べたい人は、事前予約してみてください。10個以上から予約できるそうです。

糸数麻美

東京出身。元旅行代理店カウンター勤務。島で唯一のベビーシッターが、魅力いっぱいの久米島をご案内します。

スポット詳細

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