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グルメグルメ

2015.11.01

映画みたいな古民家カフェ
真壁ちなーで沖縄そば

writer : 福田展也

映画とかテレビに登場しそうな沖縄的な古民家カフェが糸満にあるのをご存知ですか?

琉球石灰岩を切り出した石垣に、ブーゲンビレアやハイビスカスが南国気分を盛り上げてくれる庭。そして、屋根はもちろん赤瓦。
沖縄的な古民家カフェ外観
今から120年以上も前に建てられたこの古民家は、沖縄戦の激戦地にあったにもかかわらず、焼けることなく戦火を無事に潜り抜けたとても貴重な建物です。

そんな昔ながらの琉球家屋を活用して、1998年にカフェとして誕生したのが「真壁ちなー」です。

奇跡の家を維持するために始まった「真壁ちなー」

「戦争を生きのびた幸運な家だから、いい状態のままずっと残していきたかったんです」
有形文化財にも指定されたこの家屋でカフェを始めたきっかけをオーナーの金城正子さんはそう語ります。
120年以上たつ古民家カフェ
もともとは庭の雑草を取ったり、雨戸を開け放って風を入れたり、そういうお手入れのために旦那さんが生まれ育ったこの家に通っていた、正子さん。

家の佇まいも素敵だし、独り占めするのはもったいない。家の手入れの合間にコーヒーでも出そうかと、古民家カフェとして営業を始めたのだとか。

いつの間にかクチコミで評判が広まるにつれ、この家もかつての輝きを取り戻すようになったといいます。

柱時計が刻む沖縄時間

店内の柱時計
「ボーン、ボーン、ボーン」

古民家カフェの誕生ストーリーの説明を受けていると、柱時計が3時を告げました。おじいさんの生まれた朝に買ってきたような古ーい柱時計。お客さんの数も減り始め、一層ゆったりした時間が流れ始めています。

「この家だったら沖縄そばでしょ」

あるお客さんのひと言で、メニューに加えた沖縄そばがやがて評判に。同じ時期に始めたのが今も人気のじゅうしぃ(沖縄の炊き込みご飯)、ひらやーちー(沖縄のお好み焼きのようなもの)、ソーミンチャンプルー(素麺炒め)なのだそう。

オープン以来変わらない味

おきなわそば
「こってりしたものが苦手だから、お肉もしっかり脂を取るし、スープも鰹節メインなんですよ」

運ばれてきた沖縄そば(小/420円)を食べてみると、味は十分にしっかりしているものの、確かにさっぱりした仕上がり。糸満市内のお肉屋さんから仕入れているという沖縄産の豚肉も、軟らか過ぎず硬過ぎずの適度な煮上がり。

「オープンした時と味が変わらないねー」

最近、お客さんにいわれた時、とってもうれしかったのだそうです。

飾らない家庭の味に舌鼓

皿そば
おすすめは沖縄そばだけではありません。オリジナルの「皿そば」(小/820円)は沖縄そばを使った海鮮あんかけそば。具材がたっぷりなので、女性二人で分け合って食べるといいかもです。
メンマを昆布や豚肉と煮たスンシー
それから、メンマを昆布や豚肉と煮たスンシーも家庭的な味がなかなかのもの。台湾にも同じ料理があるようで、漢字では筍糸と書くそうです。
「マンゴープリン」(310円)
デザートは「マンゴープリン」(310円)。マンゴーをそのまま使った家庭的な味わいに心が和みます。

料理を出すからにはおいしいものを出したいと、お母さんに教わった直伝のじゅうしぃなど、他にもおすすめはたくさん!

典型的な沖縄気分を満喫!

真壁ちなーの家族
次女の純子さんと始めた「真壁ちなー」も今年でオープン17年。今では長女夫婦や長男に加え、17歳になるお孫さんも時々は手伝ってくれるようになったのだとか。
古民家カフェ真壁てぃなーの入り口
家族が再び集まれるきっかけになったという古民家カフェ。典型的な沖縄を楽しむのにもってこいの場所です。

スマートポイント

  • 庭先には日よけの下のテラス席があります。天気のいい日にはこちらもおすすめです。
  • 敷地内には建物同様有形文化財に指定されているウヮーフール(豚小屋)や井戸の他、アタイグヮー(家庭菜園)もありますので、散策を楽しんでみてください。
  • ひめゆり平和祈念資料館 から車で約7分、沖縄県平和祈念資料館から車で約13分です。戦跡を訪ねた後、こちらに寄ってみるのはいかがでしょう。

ライターのおすすめ

縁側には小さなベンチが置かれています。ここに座って庭をぼんやり眺めたり、青い空を見上げたり。ゆったりした沖縄時間を満喫できますよ。

福田展也

目下の趣味はサーフィン・沖縄伝統空手・養蜂。心で触れて身体で書けるようになることが10年後の目標。

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