王朝みそを使った自家製甜麺醤!一番人気の「担々麺」

この店の担々麺は辛くないのが特徴的。ベースのスープにゴマ味噌の自家製芝麻醤(ツーマージャン)を入れ、味はマイルドな仕上がりに。

豚のひき肉・たけのこ・しいたけが入った担々麺の肉味噌。その味の決め手は、自家製の甜麺醤(テンメンジャン)です。

甜麺醤に使用する味噌に特徴があり、安政年間創業の那覇市首里にある「玉那覇味噌醤油」の無添加手作り長期熟成「王朝みそ」を使用。熟成期間が約6カ月と長いため、担々亭専用に個別の樽で熟成してもらい、2週間に1〜2度配達をお願いしているそうです。
ちなみに安政年間とは、1854〜1860年。今から150年以上も前に開業した老舗の味噌屋なのです。
ライターオススメの1品!堅焼きの五目焼きそば

麺の堅焼き加減や醤油ベースの餡かけは、一度食べたらリピートせずにはいられない味。野菜がたっぷりの具材に、自家製チャーシューと豚肉のうれしいお肉のコラボ。
「五目焼きそば? 至って普通の味です。笑」
そんなことをいってのけた店長さん。最初はそのままで、途中からお酢とマスタードを入れて食べるのがコツ。

ラーメンや焼きそばの麺は、南上原店で製造している自家製麺。冷蔵してから2日間寝かせるため、あらかじめ数を予測しながら毎日機械で製麺しています。
「麺はすべて自家製だけど、あくまでもわき役。うちは具が主役だから具材の味と変化を楽しんでほしいと思っているんです」
大盛り仕様!?自家製チャーシュー入りの炒飯

隠し味にカキソースを使用した炒飯は、ご飯料理でありながら卵の焼き具合も決め手。だから卵料理でもあるんじゃないかと、多めに入れている卵。てんこ盛りの自家製チャーシューと卵、そしてごはんのボリュームもある炒飯を食べると、もったいないことにこのひと皿だけで満腹状態になることでしょう。

店内の張り紙には「グリンピース抜きは調理の都合上お断りいたします」との但し書き。気になったので理由をうかがってみたところ…
炒飯は割りと注文が多く、5名分までは一度にまとめて炒めることが可能。鍋を1回振るうのと2回振るうのでは時間差が2倍。できるだけお待たせする時間を短くしたい!との思いから、グリンピース抜きは断ることにしたそうです。
「昔は個別のリクエストに答えて調理していた時期もあったけど、今はお待たせしないことを再優先していて。
これも時代の流れなのかもしれませんね」
そして最後に…

週末はオープンとともに満席となり、待ち時間が出るほど沖縄で人気のグルメ店。こだわりの接客サービスは、待ち時間をできるだけ少なくし、熱々のうちに料理を提供すること。麺もスープも自家製ですが、具材を主役に考案した中華料理と昔ながらの味。沖縄出身の東江兄弟が営業する親しみやすい中華料理店です。
そして最後に、食材は豚のひき肉と玉ねぎだけのビッグで肉々しいシューマイをお届けいたします。

※こちらは、公開日が2015年11月19日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。