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グルメグルメ

2015.11.26

心と体が素直に喜ぶ!
山のパン屋、八重岳ベーカリー

writer : 福田展也

八重岳ベーカリー
個性的なお店がひしめく「パン屋王国」沖縄で、40年近くにわたって全粒粉パンを焼いているお店があります。日本で一番早く咲く桜(緋寒桜)の名所として、しばしばテレビに登場する本部町の八重岳にある八重岳ベーカリー。
見晴らしのいい丘
見晴らしのいい丘や桜並木、緑深い林。テイクアウトしたパンを自然の中で味わうのに最適な場所がそこら中にあるせいか、やんばるドライブの目的地として人気を集めています。

「あたらしいグルメ」のためのパン屋

黒パン
おすすめは1977年の創業以来焼かれ継がれてきた黒パン(360円/5個入り)。食物繊維やミネラル、ビタミンを豊富に含む全粒粉を80%配合したこのパンは、八重岳ベーカリの原点を今に伝える代表選手のような存在。健康や環境のことを意識する「あたらしいグルメ」達にも人気です。
こだわった黒パン
八重岳ベーカリーがオープンしたのは1977年。グルメにとっておいしいパンは「白くてフワフワなパン」で、全粒粉パンが市民権を得ていなかったその時代、黒パンにこだわったのはなぜでしょう。
その理由をオーナーの比嘉恵美子さんにたずねてみました。

丸ごと食べるから体にも心にもおいしい

八重岳ベーカリーのスタッフの皆さん
「ありがとう」「ごめんなさい」「許して下さい」「愛しています」と書かれた張り紙
アメリカからUターンして沖縄に戻ってきた比嘉さんはアドベンティストメディカルセンターというプロテスタント系の病院に通訳として勤務していたそうです。
皮膚病に悩むたくさんの患者さんを目の当たりにして、正しい食生活で予防できないかと考えるようになったと言います。
八重岳クッキー
そこで出会ったのが「一物全体」という食のあり方。ひと言で表すと「栄養学的にも味覚的にも丸ごと食べるのが一番いい」という立場です。お米でいえば玄米の状態で、人参や大根は皮付きでということになるでしょう。

作れるものはできるだけ自家製で

あんぱん作り
人気なのはあんぱんとりんごジャムぱん。全粒粉を30%、九州産の中力粉にほんの少しの黒糖と塩、オリーブオイルを加えた生地で手作りのあんこを包んだのがあんぱん(148円)です。
りんごジャムぱん作り
同じ生地で優しい甘みの自家製りんごジャムを包んだのがりんごジャムぱん(148円)。どちらも、お母さんが大切な子どものために作ったような飾り気はないけど、愛情がしっかり感じられる誠実さが伝わってきます。

テイクアウトして自然お腹で食べてほしい

あんぱん
「八重岳ベーカリーが目指しているのはご飯のように毎日食べても飽きがこないパン。健康的な心と体のために毎日食べてもらいたいのです。だから、派手なおいしさよりも地味なおいしさ(=滋味)を大切にしようと、食べものが持つ本来の栄養と美味しさを丸ごと引き出すパンづくりを行っています」
比嘉さん
今ではパン工房は「若者」に任せているという比嘉さんですが、たまには
現場に顔を出して創業以来のこだわりをみんなと分かち合うのだそうです。
八重岳ベーカリー店内
やんばるにお出かけの際は、八重岳ベーカリーへ。雨の日も、霧の日も
不思議と心地良く過ごせるこの場所で、素直なパンを味わってみてください。

スマートポイント

  • 牛乳、卵、バター、白砂糖は使用していません。
  • すべてのパン生地がカナダ産全粒粉(40~80%)と九州産の中力粉のブレンドです。
  • 酵母は、自家製シークヮーサー野生種酵母、ビール酵母、リンゴ由来の自然派イース種の3つをパンの特徴に応じて使い分けています。

ライターのおすすめ

八重岳ベーカリーのすぐ近くに、国頭村から伊江島までぐるりと見渡せる丘があります。また丘へと続く道のわきには心に響く沖縄や世界の金言が書かれたサインがあちこちに立てられています。パンを買ったらぜひ丘の上に。気持ちをリセットするのにおすすめの場所です。

福田展也

目下の趣味はサーフィン・沖縄伝統空手・養蜂。心で触れて身体で書けるようになることが10年後の目標。

スポット詳細

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