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グルメグルメ

2016.02.20

本物の一級食材を味わえる
沖縄イタリアン・てだこ亭

writer : 長嶺陽子

沖縄県産の食材で、とびきりおいしいものが食べたい! という時にぜひ訪れてみてほしいのが、那覇市牧志の公設市場の近くにある、イタリアンのお店・料理工房てだこ亭。女性シェフで、フランスチーズの鑑評騎士(シュヴァリエ)でもある飯塚みどりさんが一人で切り盛りしているお店です。営業日は木、金、土、日の週4日と祝日の月曜日。こだわり抜いて選んだ素材をシェフ自身が「一番おいしい」と思う方法で料理した、まさに味わうことで「幸せになるイタリアン」。開店17年目を迎え、マイペースかつ変わらぬおいしさで、沖縄の地で食通達をひきつけ続けています。
料理工房てだこ亭

明るくアットホームな雰囲気の店内

那覇市の牧志公設市場のアーケードから浮島通りのほうへ抜ける路地の途中、グリーンに囲まれた明るいアプリコットカラーの壁が、沖縄イタリアン・料理工房てだこ亭の目印です。
「てだこ」というのは沖縄の言葉で「太陽の子ども」という意味。店内にはその名にちなんだかわいい小物や絵があちこちに飾られていて、アットホームな雰囲気がオーナーシェフの「てだちゃん」こと、飯塚みどりさんの人柄を表しています。
店名にちなんだかわいい絵
店内は小上がりの座敷席も含めて、テーブルが5つ。
「私一人でやっている小さなお店なので、予約していらしていただいたほうが確実ですね。でも、いつも予約でいっぱいで入れないというのは都市伝説(笑)。連休などは混み合いますが、空いている日もあるので、ぜひ問い合わせてください」と飯塚さんは笑顔で話します。
店内

厳選された、安心安全でおいしい食材を味わえる

料理工房てだこ亭の魅力はなんといっても、沖縄県産を中心とした本物の一級食材を心ゆくまで味わえること。素材の魅力やワインとの合わせ方など、飯塚シェフはマンツーマンで丁寧に教えてくれます。
「私自身が食べたい、安心安全でおいしい食材を、自宅にお客さんを招いてご馳走する、という感覚で料理を提供しています。それは17年前の開店当時からずっと変わらないことです」と飯塚さん。
一級食材を使っているだけに、料理工房てだこ亭の料理は決して安価ではありませんが、それだけの価値を舌も心もお腹も実感できるのは間違いありません。
飯塚シェフ

贅沢な味の饗宴、「スペシャル前菜盛り合わせ」

この日、まずいただいたのは、いちばん人気の「スペシャル前菜盛り合わせ」(1人前3,000円、2人前3,200円程度から)。その日に合わせて食材からハムやチーズ、人気の定番イタリアン前菜などをオーダーメイド、もしくはシェフのおすすめで盛り合わせてくれます。
好みや苦手な食材、その日の気分で食べたいものをリクエストするとしっかりシェフが応えてくれますよ。
スペシャル前菜盛り合わせ
こちらのお皿にのっているのは、上から順に時計周りで、ピンク色が鮮やかな播州ハム、紫のカラシナやプチトマトなど沖縄・糸満産の野菜、沖縄の豚の血で作ったソーセージ「ブーダンノワール」、播州ハムのペッパービーフ、沖縄北部やんばる若鶏のレバーペースト、フランス産のチーズに沖縄産のフルーツジャムを添えたもの、島豆腐のカプレーゼ、島野菜のカポナータ、そして、真ん中の貝の形のお皿に入っているのがトンボマグロと島葉にんにくのマリネ。
個性ある贅沢な味の饗宴で思わずワインも進みます。

沖縄の薬草を使ったオリジナルのグリーンパスタ

続いては、サクナ(長命草)のパスタ「サクネーゼ」(1,600円)。
グリーンパスタ
サクナは長命草という別名の通り、沖縄では昔からなじみのある薬草で、抗酸化作用があり健康にも美容にも良いとされています。沖縄で摘みたての生のサクナをペーストにして、ズッキーニや大豆若葉、四角豆などと合わせた、おそらく他ではどこに行っても食べられない、料理工房てだこ亭オリジナルのグリーンパスタ。
ほのかに甘く優しい味わいでありつつ、薬草の力そのものをいただいているような、体の内側から元気になるメニューです。

希少な本物のアグー豚は感動のおいしさ

そして、いよいよメインは「山本大五郎飼育 本物アグー豚の骨つきロースト」(5、500円~6,000円 ※大きさにより値段が変わります)。ソーセージ職人・嶺井大地が手ごね手詰めで作った「県産豚ソーセージ」(+500円)も付けてもらいました。
骨つきローストとソーセージ
たくさんの沖縄県産野菜に囲まれた、ボリュームたっぷりのアグー豚のローストと存在感のあるソーセージ。お皿の中の彩りの美しさに、まずは、目でもおいしさを味わえます。「本物アグー豚」というのは沖縄の在来純血種の黒豚同士をかけ合わせたもの。沖縄で「アグー」と呼ばれている豚肉はいくつかありますが、多くは成長の早い白豚などとかけ合わせている交雑種。在来純血種のアグー豚はとても貴重です。
ローストされたアグー豚を口にすると、ジュワッと口の中で脂身がとろけて旨みがはじけるような感覚。食材の力に感動する、という貴重な体験ができます。
豚の腸を使った無添加のソーセージも、しっかりした食べ応え。お皿の中に、至福のおいしさが詰まっています。

「食べることを楽しみたい」という人のために

評判を聞いて初めてやってくるお客さんも、もちろんリピーターのお客さんも、子ども連れのお客さんも、年配の方も、若い人も、客層は幅広いという料理工房てだこ亭。
今回いただいたメニュー
今回いただいたメニュー以外にも、沖縄近海鮮魚の料理や沖縄の地鶏料理、種類豊富なパスタ、そして、チーズを広めるプロフェッショナル「鑑評騎士(シュヴァリエ)」にも認定されている飯塚シェフ厳選の「チーズの盛り合わせ」など、人気のメニューがたくさんあります。
「一人でやっている店なので、料理をお待たせしてしまうこともありますが、とにかく『食べることを楽しみたい』という方にいらしていただきたいです」と飯塚シェフは言います。
1999年の開店から17年。沖縄の市場の近くの路地のお店で、たゆまず沖縄の美味しいイタリアンを作り続けてきた飯塚シェフ。食へ向かうシェフの真摯な姿勢はずっと変わらないようです。
料理工房てだこ亭の張り紙

スマートポイント

  • 基本的に週4日営業の小さなお店なので、早めに予約して訪れるのがベスト。
  • 営業日や営業時間が変更になることもあるのでお店のサイトで確認を。
  • アグー豚など希少な食材は売り切れ御免ですが、取り置きもできるので予約時に問い合わせを。

ライターのおすすめ

こちらのスペシャルチーズパスタも絶品! 一人なら前菜盛り合わせとパスタだけでも満足できるボリュームです。

長嶺陽子

東京の出版社を経て沖縄へ移住し10年。那覇市久茂地にて夫とともに泡盛居酒屋「カラカラとちぶぐゎ~」を営む。

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