石垣島島民に50年以上愛され続けた伝説の丸八そばが、新店舗にて名前も新たに「石垣島料理 丸八」として9年ぶりに復活オープン。老舗の味はそのままに、新しい風を取り入れることによって、島民にも観光客にも喜ばれる食事処として、連日賑わっています。
グルメ
2017.02.24
[石垣島]島民思い出のそば屋
石垣島料理 丸八が復活
writer : 池田麻紀
石垣島民の思い出の味がよみがえる!
「子どものころ、親に連れてきてもらった」、「友だちと放課後いつも寄った」など、石垣島の人々の思い出の味といえば「丸八そば」。代表の田福久子さんのご両親が登野城に開業して50余年間、時代は変わっても不動の人気を誇る名店でした。
2006年に惜しまれながら閉店してしまいましたが、久子さんが一念発起して、復活させることを決意。しかし久子さんのご両親亡き後、当時の味を再現することは本当に難しく、長年お店を手伝ってきたお姉さんの嘉子さんや妹さんの美奈子さんの協力を得ながら、やっと当時の味を再現することに成功したのです。
丸八そばといったら、石垣では珍しい自家製麺が特長。久子さんはご両親が長年使っていた製麺機の刃と同じものを新しくオーダー。そして当時とまったく同じ、喉越しの良い、丸八オリジナル自家麺が完成したのです。
そばの味の要であるスープは豚骨を主に、鶏ガラ、カツオ、野菜などを、時間をかけて丁寧に煮出して作ります。あっさりしながらもコクのある、透明感のあるスープは、昔のまま。9年ぶりに復活したそばを食した、昔からの常連客からも「これぞ当時の味、懐かしい」と太鼓判もいただいております。写真は看板メニューの八重山そば。
新しいそばメニューも絶品。ぜひお試しを!
新生・丸八には他にもおいしいそばメニューも。お店一番の人気メニュー「八重山ソーキそば(中・780円)。」絶妙な甘辛さで味付けされた、とろとろの軟骨ソーキは丸八オリジナルのあっさり味のそばとの相性も抜群。ボリュームありますが、最後までしっかりとおいしくいただけます。
こちらは最近力を入れている「牛そば900円」。島内産牛(石垣牛または美崎牛)のモツと赤肉をオリジナルブレンド味噌ベースのスープで煮込んだ自信作。新鮮な島内産牛のモツは全く臭みがなく、軟らか。こくのあるスープと自家製麺との相性も良く、初めて食べる観光客の皆さんもペロリと平らげてしまうそうです。
これ一食で石垣グルメを制覇できるCセット
丸八ではそばだけでなく、島の食材を使ったメニューが多彩なのも魅力です。迷ったらぜひ、石垣牛と鮮魚の握りと八重山そばが一度に味わえる「Cセット(1,380円)はいかがですか。
アカマチやイラブチャーなど新鮮な近海魚と石垣牛の握りは、寿司職人さんによる本格的なひと皿。A4ランクの絶品石垣牛の握りは、それだけで通常価格2貫で880円する豪華ネタ!石垣島の海の恵み(魚)、大地の恵み(牛肉)、そして伝統の丸八そばが一度に、しかもかなりお得な値段で食べられるのは、石垣島では丸八だけ!
その他にも石垣島の食材を使ったカレーや定食はどれも絶品。定食にはそばが付いてきますし、そばのサイズも追加料金で大きくできるので、たくさん食べられる方やお子さんとシェアするママさんに好評です。
いつでも、手ごろにおいしい島料理を!
丸八は、お料理のおいしさはもちろん、お客様に優しいお店であることも大きな魅力です。まずは場所。市街地から離れた、のどかで広大な敷地にあるので、駐車場もたっぷり用意されています。
そして営業時間もうれしい年中無休で11時開店から22時まで通し営業。石垣島ではほとんどのお店が、日曜日か月曜日が定休日だったり、ランチが14時ごろクローズなので、丸八でならいつでも時間を気にせず、ゆっくりと食べられます。
また、石垣島には夜営業しているそば屋や食堂が少ないので、観光客は夕食に居酒屋を利用することが多いようです。丸八なら、夜もお昼と同じ物が食べられて、しかも同料金!おいしい八重山料理を手ごろな価格で楽しむことができます。また、ディナータイムはおつまみメニュー、アルコールドリンクの品数も豊富で居酒屋としての利用も可能です。
石垣島で食事に迷ったらまず丸八へ!
新築の店舗は木造の赤瓦。内装もすべて木なので、爽やかな木の香りに囲まれながらの食事は森の中にいるかのよう。
また60席以上と客席数も多く、混雑する休日のランチタイムも回転が速いので、長く待つことはあまりありません。特筆すべきは、客席のバリエーションの豊富さ。入り口側には、おひとり様や少人数、年配のお客様に適したテーブル席。
そして奥には靴を脱いで上がる小上がりのスペースを設置。子連れでもゆっくり食事ができる小さな個室や、大人数で利用できる大きな座敷席があります。ここまで、どなた様も利用しやすい環境が整った飲食店は石垣島では一番かも。
伝説のそば屋が、輝きを増して生まれ変わった「石垣島料理 丸八」。再開から1年以上たった今も以前と変わらず、「手ごろな値段でいつでもおいしい」と大盛況の毎日です。
石垣島に来たらまず、食事処にまよったらぜひ丸八へ!島のテッパンお食事処です。
スマートポイント
- 年中無休、11時オープン22時クローズと石垣には珍しく、いつでも利用できる便利なお店!
- 並んでても焦らないで。回転が早いので順番がすぐ回ってきます!料理が出てくるのも早いです!
- 島内では数店しかない自家製麺のお店。60年前から変わらない老舗のそばは必食です。
ライターのおすすめ
和食料理人、寿司職人、中華のシェフもいらっしゃるので、どのメニューも外れがなく、いつも迷います。魚フライ定食、夜限定のチャーハンが特におすすめです。伝統の八重山そばはもちろん、石垣のおいしいお肉もお魚もお手ごろな値段。ここ丸八だけで制覇できる、守備範囲の広さでは抜群のお店です!
池田麻紀
三児の母。アロマ屋さん。島の小さな手作り市「ぬちぐすい市」を主催。
INFORMATION
スポット名 | 石垣島料理 丸八 |
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住所 | 沖縄県石垣市真栄里599-10 |
ジャンル | 沖縄料理、そば |
電話番号 | 050-5590-9881 (予約専用番号) 0980-87-5483 (お問い合わせ専用番号) |
料金 | 400円〜 |
営業時間 | 11時~22時(LO.21時) 火曜日のみ〜15時 |
定休日 | なし |
駐車場 | あり(40台) |