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グルメグルメ

2017.04.03

恩納村で自家焙煎といったら
30年続く、サンスイ珈琲

writer : 松村葉子

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サンスイ珈琲の焙煎工房
ドライブ途中にひと息つきたくなった時
自家焙煎の挽きたて豆で淹れた、珈琲が飲める贅沢。
本島中北部、恩納村にある「サンスイ珈琲」は
おいしい珈琲豆が買えて、テイクアウトもできる。
珈琲商売を初めて30年の店主が、自信を持って販売するのは
万人に愛され続ける、揺らぎのない味。

地元の人が遠出をして買いに来る

店舗外観
こじんまりとした店舗に、コンスタントに客が訪れていた。
隣の市町村から足を伸ばして買いに来たというお客さんが3kgの豆を注文。ショーケースの豆を手際良くまとめた店主は、店の奥の焙煎工房へ。
店主
この常連さんは1年に3回くらいの頻度で、遠出をしてまとめ買いに来るのだという。お嫁さんからプレゼントされてサンスイ珈琲の豆に出合ってから、もう3年くらい、ここの珈琲しか飲んでいないのだとか。
ショーケース
ショーケースには11種の焙煎された豆が並ぶ。お客さんが注文したのはグアテマラとナビィブレンド。「初めは飲みやすさにサンスイブレンドを飲んでいて、今はこの2種類ばかり。他のもいろいろ飲んでみたいね」
店主と常連さん
おしゃべりしているうちに店内は、豆を挽く香ばしくて甘い空気に包まれた。
小分けにパック詰めされたたくさんの袋を抱えて店主が戻って来た。時間にして5分弱。熟練された手際の良さ。

ベテランが提供するのは万人に愛される味

店主の比嘉良和さんと奥様の由美子さん
店主の比嘉良和さんは、沖縄で焙煎珈琲屋を始めて30年になる。本格的な珈琲を出したお店として、沖縄では先駆的存在といえるだろう。
開店当初からずっと奥様の由美子さんと二人三脚。「テイスティングは妻に任せています。彼女が“味が違う”といったら、違いますから」
コーヒー豆が入った袋
ブラジル、モカ、マンデリン、コロンビア、キリマンジャロ。酸味や甘み、それぞれの特徴を持った豆を取り扱う。
先ほどの常連さんがお買い上げの「グァテマラ アンティグァ フレッシュ」は適度の酸味と甘い香りとコクが特徴。「ナビーブレンド」は、なめらかで濃厚な味わい、やや深煎りで艶がある(200g 810円)。
サンスイブレンド
看板商品である「サンスイブレンド」をいただいた。飲みやすさを追求して4種の豆を配合。珈琲が苦手な人がひと口飲んで思わず「おいしい」という。
癖なく、静かに芳醇な香りが広がる。ひと息つくにはもってこいの一品。

県内初のデリバリーサービスからスタート

サンスイ珈琲店舗
比嘉さんは若かりし頃、神戸にて商社マンとして働いていた。長年勤めた後沖縄へ戻った際、たまたま週刊誌で「コーヒーのデリバリーサービス」を目にする。ピンと来た比嘉さんはサンスイ珈琲として、沖縄では初となるそのサービスを始めた。
焙煎前のコーヒー豆
那覇市街に店舗を置き、県庁での会議などに引っ張りだこ。ご実家近くの恩納村に店舗を移してからも、味を慕う常連さんが那覇までのデリバリーを依頼してくる。
現在も「出前コーヒー」は健在で、1ポット20杯分のおいしいコーヒーを、2ポットから配達してくれる(1ポット3,024円〜)。
焙煎機
「厳選した豆と皆さんいってくださるけど…正直それは違います」と比嘉さんにいわれて拍子抜け。しかし次に続く言葉「あるのは焙煎の技術だけです」。
使用する焙煎機は一度に5kgを扱える大型のもので、ムラなく仕上がる。2〜30秒で温度は1度変化し味に大きく影響するという、繊細な世界だ。
歳月をかけて養われるカンのようなものが決め手なのかもしれない。

テイクアウトや贈答用もそろいます

比嘉さんと珈琲豆
珈琲道30年でありながら、ウンチクをいっさい語らないことが印象的な比嘉さん。「珈琲好きだったんですか?」とたずねると「そうでもない」とまたまた拍子抜け。
神戸という土地で、商品の流通や消費者のニーズをくみ取って来た経験が比嘉さんのベースにあって、ブレない商品提供につながっているんだな〜。
サンスイ珈琲の袋
サンスイ珈琲の商品
サンスイブレンドは名護市「道の駅許田」、恩納村「おんなの駅」、宜野座村「未来ぎのざ」でも取り扱われる。(140g.600円強)
ナビーブレンド150g2個入り1,587円(別途県内送料463円。県外送料は要問)といった贈答用商品もあり。
店内のテイクアウト商品
カフェスペース
店内のテイクアウト商品は、ホットコーヒー、ホットカフェオレ、アイスコーヒーなどがそろう(400円〜)。琉球村や真栄田岬といった観光名所がほど近く、ドライブついでに立ち寄りたい。カフェスペースもあるので、店内でゆっくり過ごすのも良いですね。

※文中価格はすべて税込表記

スマートポイント

  • サンスイブレンドとナビーブレンドは、アマゾンのオンラインショップでも取り扱いがあります。現地に足を運べない方は、お試しください。
  • 高校の資金造成として6千個作ったという、ラグビー部写真入りの珈琲豆パックを見せてもらいました。地域に愛されて商売されてるごようす。こんなおいしい珈琲なら、資金造成も一石二鳥ですね。
  • お店は不定休となっていますが、それは特別な用事が入った場合とのこと。店舗のお隣がご自宅でご夫婦どちらかがいらっしゃるので、基本どの曜日でもあらかじめ電話を入れれば、お店での対応が可能です。

ライターのおすすめ

落ち着いたジャズが流れる店内で珈琲をいただきながら、駅伝の県代表として活躍する息子さんのお話をしてもらいました。「あなたの年齢で僕はゼロから珈琲屋を始めたんだよ!」…比嘉さんの優しさと経験値に励まされます。

松村葉子

15年住んでいますが、沖縄はいつも深く濃ゆ〜く目の前に…。背伸びせず、面白いと思ったものを、ご紹介していきます。

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