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2017.03.06

冬の観光を彩る
日本一早いひまわり祭り

writer : 松村葉子

ひまわり畑

提供:北中城村役場

県外では積雪を迎える、1月から2月の時期
ここ沖縄では、ひまわりが咲き乱れるんです!
本島中部、北中城村が「ひまわり祭り」をスタートさせて9年。
会場には地域で活躍する美味しい屋台も出店
今では数万人の花見客が訪れる、冬の観光イベント。

暖かい日差しの中、てくてく歩いてひまわりを見に

北中城村
日本一早いひまわりが見れる!ということで北中城村へ。
南国といえど冬は冷たい風が吹き、曇天が続くことの多い沖縄だが、この日は久しぶりの晴れ間。ポカポカと日差しは暖かい(県外からの方は、小春日和に感じたことでしょう)。
海沿いの並木道
ひまわり祭りの会場は、中城湾漁港の臨時駐車場に車を止めて海沿いの並木道を歩き、途中「しおさい公苑」を通って100mほど歩いた場所にある。
オブジェ
彫刻カジマヤー計画により設置されたオブジェ
いきなり余談ですが、ひまわり祭り会場への途中、「しおさい公苑」に変な(かわいらしい?)オブジェがありましたので、ご紹介。
ここ北中城村には、目をひくアート作品が集落内に点在している。これは「彫刻カジマヤー計画」といって、県立芸大と提携し10年かけて100体ほどに増え、現在も増殖中なのだとか。
オブジェで遊ぶ子供たち
子ども達にタッチ&ゴーされてます。お母さん達が「早く、ひまわり見に行くよ!」
さあ寄り道してないで、進みましょう。

幸せな光景が広がっています

50万本のひまわりが咲く会場
約3600坪の敷地に50万本のひまわりが咲く会場には、多くの花見客が訪れていた。親子連れ、カップル、そして外国人の方々の割合が高い。中国からの観光客も多く、中国ではちょうどこの時期に春節(旧正月)にあたるという。
ひまわりの花のアップ
外国人の方々にとって黄色はとてもラッキーな色で、ひまわりは幸福・幸運を象徴する花なのだとか。
写真撮影をする家族
みんな思い思いにポーズをとったり写真を撮ったり。花に顔を近づけてゆっくりと眺めたり。
小ぶりなひまわり
さて、写真をご覧になっておわかりかと思うが、ひまわりの丈は60cm前後の小ぶりなものばかり。今回はひまわり畑の土を入れ替えたばかりなため、土作りの途中なのだとか。
花見客には子どもが多く、姿が隠れてしまわない、ちょうど良い丈である。
何より、こんな小ぶりのひまわり、なんともかわいらしい。

祭りは地域で盛り上げる

地元のお店の屋台
会場入り口には、地元のお店の屋台が並ぶ。パン屋さん、お菓子屋さん、沖縄そばなど軽食もそろっている。
ひまわり娘達
あざみのオリジナル石鹸
福祉作業所で作られた商品を販売するひまわり娘達。
アーサクッキー
ここにもひまわり娘が!北中城は生アーサ(アオサ)が村の特産品で、アーサを使ったクッキーやいなり寿司なども販売。アーサのグリーンが興味そそる。
影の立役者
影の立役者に遭遇!今年から土壌づくりにEM活性液を使用。地元の優れた企業が参加することで、ひまわり祭りも発展していくんですね。
会場
。アーサイカ天とアーサかき揚げ
帰り道にある「しおさい市場」は、地元野菜や農産加工物が購入できるこじんまりとしたお店。アーサイカ天(70円)とアーサかき揚げ(60円)は、沖縄ならではの衣が分厚い天ぷらに、アーサの香りが絶品。ぜひ熱々を試してほしい。

冬場にみるひまわりもいいものです。
ひまわりの種をもらったので、植えてみようっと。

ひまわりがつなぐ、人の輪。

ひまわりの花
ひまわり祭りの開催は、遊休農地の解消がきっかけだった。
800坪の農地にひまわりを植えてスタート。それが満開に咲いたことがマスコミの目にも止まって、翌年は多くの人が訪れた。まちおこしにつなげられる可能性をくんで、役場と地域の有志が実行委員会を結成。2009年に「第一回ひまわり祭りin北中城」として立ち上げた。
真冬に咲くひまわり
当初は夏の開催を目指して準備していたが、開花を直前に台風の影響でひまわりが全滅、開催を断念せざるを得ない事態に。どうしたものかと話し合いの場において「沖縄の気候を活かして、真冬にひまわりを咲かせるのもおもしろいのではないか」との結論に。
ひまわり祭りに訪れる人々
1〜2月の開花を目標にしたことが、今では「日本一早いひまわり祭り」として、県内外や外国からも数万人の花見客が訪れる、冬の一大観光イベントとなった。
地域の幼稚園生が種まきにかかわったり、また今年からは「福島・沖縄“絆”プロジェクト」として福島県で夏に咲いたひまわりの種を北中城で咲かせ、再び種を福島県へ返すという取り組みにも発展している。

スマートポイント

  • トップページのひまわり、わさわさ茂っていますでしょ?今回は2月半ば〜末くらいに満開に。その時期祭り自体は終了していましたが、会場は解放されていました。満開のひまわり畑が見たい人は、ひまわりin北中城HPを確認しながら会場へ行くことをオススメします。
  • 会場ではEM活性液やひまわりの種の無料配布をしていました。大々的に宣伝はしていないので、気づかないと通り過ぎてしまいます…。事務所や屋台の人に話かけてみましょう。思わぬお土産があるかも!
  • 家族や友達同士、ワイワイ出かけると楽しいと思います。小さなお子さんがいっぱい、楽しそうに走り回っていました。モデルばりに撮影をし合う中国の方々に負けじと、黄色の絨毯の上でぜひ「私が主役!」になりましょう。

ライターのおすすめ

北中城村は、雰囲気のあるカフェが多く、地域の花咲爺会(はなさかじじいかい・年齢55歳以上)が町の景観を手入れをしていたりとローカルな魅力満載。自然豊かで、見所たくさん。
HP:https://kitapo.jp/

松村葉子

15年住んでいますが、沖縄はいつも深く濃ゆ〜く目の前に…。背伸びせず、面白いと思ったものを、ご紹介していきます。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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