大型の快適クルーザーで出発
八重干瀬へは定期船が運行していないため、
通常はショップが開催しているツアーを利用します。
今回は数あるショップの中から宮古島で唯一、
シュノーケリングツアーを専門に行っている
「マーレクルーズ」さんにお世話になりました。
![クルーザー](https://www.smartmagazine.jp/okinawa/wp-content/uploads/2016/02/yabiji1.jpg)
船は大型のクルーザーでとても広々としており
快適に過ごすことができます。
まず出発する前に海や船での注意事項や
ツアーの1日の流れ、シュノーケリングが初めての場合は
器材の使い方や泳ぎ方のコツなどを教えてもらいます。
![船内](https://www.smartmagazine.jp/okinawa/wp-content/uploads/2016/02/yabiji2.jpg)
「不安なことがあれば、何でも気軽に質問してください!」と
おっしゃっていましたが、聞くこともないほど
とても丁寧に説明してくださいました。
それでは、出発です!!
船から見る宮古島の景色も最高
八重干瀬までは船で約1時間。
船上から見る景色を楽しみながら過ごします。
まず、出港してすぐ
伊良部大橋と伊良部島が見えてきました。
![伊良部大橋と伊良部島](https://www.smartmagazine.jp/okinawa/wp-content/uploads/2016/02/yabiji3.jpg)
この日は天気が良く、空気が澄んでいて
遠くからでも島がはっきりと見えました。
しばらく走ると、西平安名崎にある
風力発電の風車が見えてきました。
![風力発電の風車](https://www.smartmagazine.jp/okinawa/wp-content/uploads/2016/02/yabiji4.jpg)
風車3基の全体を一度に見ることができるのも
船からの特権です。この日も勢い良く回っていました。
ここを通りすぎると
宮古島と池間島を結ぶ、池間大橋が見えてきます。
![池間大橋 正面](https://www.smartmagazine.jp/okinawa/wp-content/uploads/2016/02/yabiji5.jpg)
![水深の浅い池間大橋周辺](https://www.smartmagazine.jp/okinawa/wp-content/uploads/2016/02/yabiji6.jpg)
周囲の海は水深が深いため濃い青をしていますが
池間大橋周辺は水深が浅く、海底が砂地になっているので
海の色が一段と色鮮やかな色に見えます。
以前、この海の色を見た私の知人が
「バスクリンでもまいているの?」なんていっていましたが
そんなことはありません。これは正真正銘、天然の海の色です。
このように船上からの景色を楽しんでいると
ポイントまでの1時間はあっという間に過ぎていきました。
沖縄一といっても過言ではない海の透明度
ポイントに近づいてくると
海の色がどんどん変化してきます。
![変化する海の色](https://www.smartmagazine.jp/okinawa/wp-content/uploads/2016/02/yabiji7.jpg)
![ポイント](https://www.smartmagazine.jp/okinawa/wp-content/uploads/2016/02/yabiji8.jpg)
![澄みきった海の色](https://www.smartmagazine.jp/okinawa/wp-content/uploads/2016/02/yabiji9.jpg)
見てください、この海の色!
濁りがなく、澄みきった海の色は
何色と表現すれば良いのでしょうか。
ここまで海の色が鮮やかで、輝いて見えるのは
海水の透明度が非常に良いという証拠です。
この写真を見てもらえるとわかると思いますが
![魚の姿](https://www.smartmagazine.jp/okinawa/wp-content/uploads/2016/02/yabiji10.jpg)
あまりの透明度の良さに海の中で泳ぐ魚の姿を
船の上からも見ることができます。
決して餌付けしているわけではありません!
ありのままの自然の状態がこれなのです。
それではこの後、いよいよ海の中へと続きます。
海の中はまるで竜宮城のよう
まず、入ってすぐに見えたのが
見渡す限りどこまでも延々と続く、ユビエダサンゴの群生です。
![ユビエダサンゴの群生](https://www.smartmagazine.jp/okinawa/wp-content/uploads/2016/02/yabiji11.jpg)
![指のように見えるサンゴ](https://www.smartmagazine.jp/okinawa/wp-content/uploads/2016/02/yabiji12.jpg)
まるで人の指のように見えることから、その名が付いたそうです。
サンゴ礁の周りには数多くの熱帯魚が群れをなし
見る人たちの目を楽しませてくれます。
![熱帯魚とサンゴとダイバー](https://www.smartmagazine.jp/okinawa/wp-content/uploads/2016/02/yabiji13.jpg)
![熱帯魚とサンゴ](https://www.smartmagazine.jp/okinawa/wp-content/uploads/2016/02/yabiji14.jpg)
![デバスズメダイの群れ](https://www.smartmagazine.jp/okinawa/wp-content/uploads/2016/02/yabiji15.jpg)
![太陽の光に照らされるデバスズメダイ](https://www.smartmagazine.jp/okinawa/wp-content/uploads/2016/02/yabiji16.jpg)
空を舞う花びらのように
デバスズメダイの群れが太陽の光に照らされて
キラキラと輝きながら泳いでいました。
そしてなんと、この日は運良く海ガメも見ることができました。
![海ガメ](https://www.smartmagazine.jp/okinawa/wp-content/uploads/2016/02/yabiji17.jpg)
下の写真は別の日に撮ったものですが
こんなに近くで見ることができる時もあるんですよ!
![海ガメ 至近距離](https://www.smartmagazine.jp/okinawa/wp-content/uploads/2016/02/yabiji18.jpg)
ここまで近くで見られたら超ラッキーです。
他にも海の人気者、ハマクマノミや
![ハマクマノミ](https://www.smartmagazine.jp/okinawa/wp-content/uploads/2016/02/yabiji19.jpg)
サンゴに埋もれる大きなシャコガイ
![シャコガイ](https://www.smartmagazine.jp/okinawa/wp-content/uploads/2016/02/yabiji20.jpg)
最近ではなかなか見つけることが難しい
水字貝(スイジガイ)など
![水字貝](https://www.smartmagazine.jp/okinawa/wp-content/uploads/2016/02/yabiji21.jpg)
さまざまな海の生き物にも巡り合うことができました。
この日は午前と午後、2ポイントを約1時間ずつ泳ぎ
盛りだくさんで大満足のシュノーケリングとなりました。
おおよそのツアースケジュールです
だいたいどこのショップもコースは1日に設定されています。
マーレクルーズさんの例でいうと
朝10時に港を出港し、午前中に1本目のポイントで約1時間泳ぎ、
12時ごろ、船上でのランチタイムになります。
お昼はキャプテンの奥さん手作りの料理が振る舞われました。
![奥さん手作りの料理](https://www.smartmagazine.jp/okinawa/wp-content/uploads/2016/02/yabiji22.jpg)
この日のメニューは沖縄ではソーキ汁と呼ばれている
骨付豚の入った温かいスープでした。
海で泳ぎ、冷えた体にとても優しい一品でした。
さらにこの景色を見ながら食べられるなんて、贅沢過ぎます!
お昼を食べた後はポイントを移動します。
![2本目のポイント](https://www.smartmagazine.jp/okinawa/wp-content/uploads/2016/02/yabiji23.jpg)
そして2本目のポイントでも約1時間ほど泳ぎ、
海から上がったら港へと戻って、15時ごろツアーが終了となります。
ショップによって多少の違いはあると思いますが
おおよそのスケジュールはこのような流れになります。
この海を見ずに宮古島の海は語れません!
八重干瀬は、宮古周辺にあるどこの海のポイントよりも
サンゴが生きいきとしていて色鮮やかで、種類も豊富です。
生息する熱帯魚の数も多く、
もちろん餌付けはされていないのに間近で見ることができます。
海水の透明度も良く、船からの景色も楽しめるし
こんなにも海を1日満喫できるのは、宮古で他にはないでしょう。
個人差はあると思いますが
私が十数年この島で暮らし、いろんな海を泳いできた中で
海の満足度は八重干瀬が一番高いと思います!
この海を見ずに宮古の海は語れない!とは
いい過ぎかもしれませんが、本当に素晴らしい所なので
皆さんにもぜひ自分の目で確かめに行ってほしいと思います。
※こちらは、公開日が2016年3月2日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。