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観光観光

2020.01.08

[宮古島]八重干瀬を知らずに
宮古島の海は語れない!

writer : ほりかわくみ

八重干瀬は宮古島の北方約5〜15kmの海域に位置する周囲約25km、大小100以上の干礁からなる日本最大級のサンゴ礁群です。

干瀬が幾重にも重なっていることから、その名が名付けられたといわれており島では「やえびし」や「やびじ」などと呼ばれています。

生きいきとしたサンゴや色とりどりの熱帯魚達が住む海は楽園・・・いや、天国と表現しても良いほど美しく海の透明度は沖縄でも一番といわれており見た人、誰もが感動する景色が広がっています。

一般的にはダイビングスポットとして有名ですが今回は誰でも気軽に楽しめるシュノーケリングのツアーに参加してきました。

大型の快適クルーザーで出発

八重干瀬へは定期船が運行していないため、通常はショップが開催しているツアーを利用します。

今回は数あるショップの中から宮古島で唯一、シュノーケリングツアーを専門に行っている「マーレクルーズ」さんにお世話になりました。
クルーザー
船は大型のクルーザーでとても広々としており快適に過ごすことができます。

まず出発する前に海や船での注意事項やツアーの1日の流れ、シュノーケリングが初めての場合は器材の使い方や泳ぎ方のコツなどを教えてもらいます。
船内
「不安なことがあれば、何でも気軽に質問してください!」とおっしゃっていましたが、聞くこともないほどとても丁寧に説明してくださいました。

それでは、出発です!!

船から見る宮古島の景色も最高

八重干瀬までは船で約1時間。船上から見る景色を楽しみながら過ごします。

まず、出港してすぐ伊良部大橋と伊良部島が見えてきました。
伊良部大橋と伊良部島
この日は天気が良く、空気が澄んでいて遠くからでも島がはっきりと見えました。

しばらく走ると、西平安名崎にある風力発電の風車が見えてきました。
風力発電の風車
風車3基の全体を一度に見ることができるのも船からの特権です。この日も勢い良く回っていました。

ここを通りすぎると宮古島と池間島を結ぶ、池間大橋が見えてきます。
池間大橋 正面
水深の浅い池間大橋周辺
周囲の海は水深が深いため濃い青をしていますが池間大橋周辺は水深が浅く、海底が砂地になっているので海の色が一段と色鮮やかな色に見えます。

以前、この海の色を見た私の知人が「バスクリンでもまいているの?」なんていっていましたがそんなことはありません。これは正真正銘、天然の海の色です。

このように船上からの景色を楽しんでいるとポイントまでの1時間はあっという間に過ぎていきました。

沖縄一といっても過言ではない海の透明度

ポイントに近づいてくると海の色がどんどん変化してきます。
変化する海の色
ポイント
澄みきった海の色
見てください、この海の色!

濁りがなく、澄みきった海の色は何色と表現すれば良いのでしょうか。

ここまで海の色が鮮やかで、輝いて見えるのは海水の透明度が非常に良いという証拠です。

この写真を見てもらえるとわかると思いますが
魚の姿
あまりの透明度の良さに海の中で泳ぐ魚の姿を船の上からも見ることができます。

決して餌付けしているわけではありません!ありのままの自然の状態がこれなのです。

それではこの後、いよいよ海の中へと続きます。

海の中はまるで竜宮城のよう

まず、入ってすぐに見えたのが見渡す限りどこまでも延々と続く、ユビエダサンゴの群生です。
ユビエダサンゴの群生
指のように見えるサンゴ
まるで人の指のように見えることから、その名が付いたそうです。

サンゴ礁の周りには数多くの熱帯魚が群れをなし見る人たちの目を楽しませてくれます。
熱帯魚とサンゴとダイバー
熱帯魚とサンゴ
デバスズメダイの群れ
太陽の光に照らされるデバスズメダイ
空を舞う花びらのようにデバスズメダイの群れが太陽の光に照らされてキラキラと輝きながら泳いでいました。

そしてなんと、この日は運良く海ガメも見ることができました。
海ガメ
下の写真は別の日に撮ったものですがこんなに近くで見ることができる時もあるんですよ!
海ガメ 至近距離
ここまで近くで見られたら超ラッキーです。

他にも海の人気者、ハマクマノミや
ハマクマノミ
サンゴに埋もれる大きなシャコガイ
シャコガイ
最近ではなかなか見つけることが難しい水字貝(スイジガイ)など
水字貝
さまざまな海の生き物にも巡り合うことができました。

この日は午前と午後、2ポイントを約1時間ずつ泳ぎ盛りだくさんで大満足のシュノーケリングとなりました。

おおよそのツアースケジュールです

だいたいどこのショップもコースは1日に設定されています。

マーレクルーズさんの例でいうと朝10時に港を出港し、午前中に1本目のポイントで約1時間泳ぎ、12時ごろ、船上でのランチタイムになります。

お昼はキャプテンの奥さん手作りの料理が振る舞われました。
奥さん手作りの料理
この日のメニューは沖縄ではソーキ汁と呼ばれている骨付豚の入った温かいスープでした。海で泳ぎ、冷えた体にとても優しい一品でした。

さらにこの景色を見ながら食べられるなんて、贅沢過ぎます!

お昼を食べた後はポイントを移動します。
2本目のポイント
そして2本目のポイントでも約1時間ほど泳ぎ、海から上がったら港へと戻って、15時ごろツアーが終了となります。

ショップによって多少の違いはあると思いますがおおよそのスケジュールはこのような流れになります。

この海を見ずに宮古島の海は語れません!

八重干瀬は、宮古周辺にあるどこの海のポイントよりもサンゴが生きいきとしていて色鮮やかで、種類も豊富です。

生息する熱帯魚の数も多く、もちろん餌付けはされていないのに間近で見ることができます。

海水の透明度も良く、船からの景色も楽しめるしこんなにも海を1日満喫できるのは、宮古で他にはないでしょう。

個人差はあると思いますが私が十数年この島で暮らし、いろんな海を泳いできた中で海の満足度は八重干瀬が一番高いと思います!

この海を見ずに宮古の海は語れない!とはいい過ぎかもしれませんが、本当に素晴らしい所なので皆さんにもぜひ自分の目で確かめに行ってほしいと思います。

※こちらは、公開日が2016年3月2日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。

スマートポイント

  • サンゴは水深の浅い所でしか育たないため、ダイビングで深く潜らなくてもシュノーケリングで十分楽しむことができます。
  • 船酔いが心配な人は事前に酔い止めを飲むようにしてください。船に乗ったらなるべく遠くを見るようにすると視覚からの揺れを感じないので酔いにくくなります。
  • 大潮の干潮時に、海面より上にサンゴ礁が姿を現すことがあります。めったに見られない景色なので、タイミング良く見ることができたらラッキー。

ライターのおすすめ

泳ぎやすいのは7〜8月ですが台風で中止になる確率が高いよう。個人的には海水温が下がり透明度が良くなる9〜10月がおすすめですが、真夏ではないのでそこそこ寒さを感じます。だけど海の美しさはこの時期が一番。

ほりかわくみ

初めての訪問時に魅了され、そのまま宮古島に移住し十数年が経過。趣味の写真を活かし島の良さを最大限に伝える。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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