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観光観光

2015.09.25

ガラスの芸術とおもしろ珍百景
おいしいもある!琉球ガラス村

writer : miya-nee(みやねえ)

沖縄本島南部の糸満市、琉球ガラスの歴史を物語る観光地がある。「琉球ガラス村」は約30名の職人技が誇る沖縄の伝統工芸「琉球ガラス」の店。無料の工房見学、有料のガラス体験、広いショッピングスペースや美術館、そして2階にはレストランが…

と一般的に語れば「大規模な琉球ガラスのショップ」、そんなイメージに留まってしまうだろう。

今回は、琉球ガラス体験を中心に「琉球ガラス村」をさまざまな角度からご案内しよう。

まずは、明治時代から受け継がれた琉球ガラスの歴史から!

琉球ガラス村内
明治時代、九州や大阪から来たガラス職人によって導入された技術。当時は薬瓶やランプのほやなど、主に生活用品が製作されていた。

戦後、米軍施設から大量に出たコーラやビールの空き瓶を廃材として活用し、主客であった米軍の人達向けにガラス製品をデザイン。本来は不良品扱いとなる「気泡」の入った作品、琉球ガラスの特徴的な「厚み」もまたアメリカナイズされたデザインとして、沖縄独自の琉球ガラスの文化へと発展していった。

現在は、廃瓶を利用したガラス作りから脱却し、より進化を遂げた原料や技法。1998年に沖縄県の伝統工芸品として認定され、沖縄の有名な伝統工芸のひとつとして確立された。

体験するまでがドッキドキ!約5分間の琉球ガラス体験

「オリジナルグラス作り体験」
所要時間は約5分!とお手軽に体験できる予約制の「オリジナルグラス作り体験」。職人が作業中のガラス工房中央には、約1300度に熱した窯があり、ここが非常に暑い!とにかく暑いのである。工房の周囲に設けた見学スペースでさえ、気温は40度に達している。
約1300度に熱した窯
そんな真夏の暑い、熱い体験に密着してきました。

最初に約5分の諸注意と説明がある。その後、ひとりずつ順番に体験がスタート! 体験者をじーっと見つめながらの順番待ちは、体験の手順を整理するイメトレの時間と化す。
体験者をじーっと見つめながらの順番待ち
今回、「オリジナルグラス作り体験」をするのは、たまたま私と現場で居合わせてしまった幸運なご家族、西川家の小学校3年生の次男くん。大勢の体験者に見守られる中、少し緊張気味のその表情にカメラを向けると、なぜかカメラ目線。なかなかの度胸の持ち主である。
大勢の体験者に見守られる中で吹きガラス
吹きガラスの工程は10秒ほど!あっという間過ぎて体験者本人もビックリな一瞬のできごと。だからか吹いた後は何だか「ホッとする」、そんなドキドキと安堵感が交差する工程である。
グラスの口を整えていく次の工程
がしかし、グラスの口を整えていく次の工程が難しい。説明があり、練習時間を設けてくれるのだが、熱々のグラスはなかなか素直にいうことを聞いてはくれない。段々と真剣な表情になっていく次男くん。
小学校3年生でもできる琉球ガラス体験
時折り、スタッフが手伝ってくれるのでそこは安心して体験に集中できる。小学校3年生でもできる琉球ガラス体験。家族で参加すれば、自宅でおそろいのグラスを使う楽しみが増え、沖縄の思い出深きお土産になるだろう。
家族で参加も。よき思い出に
「ふう、難しいなあ。というより、ほんとは暑いなあ」
家族で参加できる琉球ガラス体験

暑さに負けそう!そんな時は、沖縄ぜんざいが最高

2階にある「レストランぎやまん館」では、沖縄の定食はもちろん、沖縄風かき氷「沖縄ぜんざい」も販売されている。工房の気温40度の暑さに負けそうになったときは、2階にレッツゴー!
沖縄ぜんざい
そして冷たい沖縄ぜんざいをほお張れば、すぐさま幸せな気分が訪れる…はず。

琉球ガラス村の華麗な職人技を展示!琉球ガラス美術館

琉球ガラスの作品
琉球ガラス村の職人が作る「琉球ガラスの作品」達。現在は約20名の現役職人の作品を展示販売し、無料で見学できる美術館。琉球ガラスの歴史年表が展示され、その深い歴史やガラスアートに触れられる。
大物作品や個性的な作品が並ぶ
大物作品や個性的な作品が並び、イタリアのヴェネチアンガラス作家の作品など中には貴重な非売品も。芸術的に見応えのある琉球ガラスを通して見る現代アートの世界が展開されている。

売店では、定番商品から季節に合わせた作品が並ぶ。沖縄土産に適した商品を発見したのでいくつか紹介しよう。
定番商品から季節に合わせた作品が並ぶ
お土産に適した作品
お土産にぴったりの琉球ガラス
建物自体が建築アート!? 琉球ガラスのタイルで覆い尽くされた外観と沖縄のやちむん(焼き物)タイルで飾られ支柱。記念撮影できる2種類の「顔はめパネル」など、ショッピングだけでなく、幅広い世代が楽しめる観光地として工夫が凝らされていた。

そして琉球ガラス村では、シーサーにもなれます・・・
シーサーの顔出しパネル

スマートポイント

  • 赤(オレンジ)色の琉球ガラスの作品は少し高価で価値がある!同じ商品でも赤のガラス製品は少しだけ値段が高く、この色味を出すための材料費が高いから!という豆知識。
  • 2階のレストラン「ぎやまん館」は地元の主婦などが作る家庭料理の味。休憩がてらランチしながら、糸満市ののどかな自然を展望できる。
  • 琉球ガラス体験は時間指定の予約制。体験者の人数が多い場合、待ち時間が発生するが、待っている間はイメトレ!そんな緊張とわくわくの楽しい待ち時間に。

ライターのおすすめ

2カ所にある「顔はめパネル」で記念撮影!そして、1年中暑い工房は各自で見学できる無料施設。琉球ガラス職人の巧みな技とスピード感ある秒速の卓越した作業風景を体感してほしい。

miya-nee(みやねえ)

JTBの元ツアーコンダクター。現在はライターをはじめとして、Web講師、カメラマンなどと多岐にわたる仕事に取組む。

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