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人頭税石

[宮古島]人頭税石が語る
税制に苦しめられた過酷な歴史

writer:編集部(2020.01.24)

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宮古島の荷川取の海沿いの通りにポツンと立つ石柱が、人頭税石。地元では「ぶばかり石」と呼ばれています。「この石より背が高くなったら税金が課せられた」という言い伝えがありますが、近年は言い伝えと人頭税は無関係ではないかとされています。人頭税とは、「世界でもっとも残酷な税」と言われる、近世の宮古・八重山に課せられた税制のことです。

Point1

人頭税とは何か?

1637年、薩摩藩から支配され重税を掛けられた琉球王朝は財政に困窮し、その分を宮古、八重山地方の人々に厳しい人頭税を課します。数えで15歳から50歳まで、男は粟、女は宮古上布を納めました。明治時代になっても続く人頭税に再び農民は立ち上がり、人頭税廃止運動がおき、1903年に約260年に渡り島民を苦しめてきた人頭税は廃止になりました。

Point2

人頭税石周辺の歴史的スポット

人頭税石の周辺には歴史的・文化的スポットが数多くあります。宮古開闢の永曾とたたえられる仲宗根豊見親(なかそねのとぅゆみやー)の墓や宮古神社から続く石畳道。石畳道の先にある漲水御嶽は、宮古の創生神「古意角」と「如意玉」が天臨した聖地で2神を祀った御嶽です。

Point3

人頭税にまつわる場所と石碑

人頭税廃止のため国会に直談判をした農民らの代表者が島に帰ってきた時には、鏡原馬場跡地で、で盛大なお祝いが開かれたといわれており、人頭税廃止100周年に建てられた石碑があります。ここには他にも、人頭税石にまつわる場所が宮古島には数多くあります。

※こちらは、公開日が2015年12月1日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。

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