歴史を繋ぎ現在へ、いまもなお沸き続ける源泉
年間利用者数が約240万人と北海道屈指の人気温泉地の「定山渓温泉」。札幌市街中心部より車で南に約50分程とアクセスの良さも魅力的。また、ほとんどの宿で日帰り入浴も可能。”湯の良さ”もさることながら、そのアクセスの良さや気軽さも人気の理由の1つとなっています。

提供写真:定山渓観光協会
温泉街には56ヵ所の源泉があり、いたる所から湯気が立ちのぼります。泉質の良さも評価が高く、無色透明で塩分を含むナトリウム塩化物泉で体の芯からポカポカに温まるのです。宿泊施設も約20施設と種類豊富。お好みに合わせて選びましょう。

今や日本人のみならず海外観光客にも人気の場所。その歴史は古く、幕末である1866(慶応2)年に修験僧・美泉定山(みいずみじょうざん)がアイヌの人々の案内で泉源と出合った時に始まります。幾多の困難を乗り越え温泉の礎を築いた定山の功績から、この地が「定山渓」と命名されました。定山が築いたこの温泉は約150年の時を経て今もなお多くの人々を癒し続けています。
「足湯」「かっぱ」「渓谷美」見どころ満載の温泉街散策!

温泉街には無料で源泉を楽しめる手湯と足湯があります。散策しながらめぐってみませんか?
「定山源泉公園」の中には、源泉温度の高さを利用して温泉たまごが作れる「おんたまの湯」もあります。

散策中は景観の美しさに終始感動。
「月見橋」からの景色は、川沿いに立ち並ぶ温泉街と立ちのぼる湯気が雰囲気抜群です。中心から少し足をのばしたところにある二見公園内の「二見吊橋」からの景色は特にオススメ。ここから続く自然散策路は「二見定山の道」と呼ばれ、定山渓の大自然を存分に味わうことができます。
また、温泉街には「かっぱ伝説」にちなんだかっぱ像が21体も点在しています。どれもユーモア溢れるものばかりで面白い!

提供写真:定山渓観光協会
運が良いと定山渓温泉PR隊長の”かっぽん”にも出会えるかも!?
温泉につかる前後には、自然景観美しいこの温泉街を是非散策してみてください。きっと定山渓の魅力が広がります。
日本屈指の紅葉の美しさに感動

提供写真:定山渓観光協会
定山渓は日本でも有数の紅葉名所。その美しさを一目見ようと年間でもっとも観光客が多く訪れる時期でもあります。「二見吊橋」や「舞鶴の瀞(とろ)」からの景色は圧巻で、渓谷を流れる川と紅葉の共演に心奪われるほどの美しさです。

見頃は10月初旬〜10月中旬頃で紅葉時期には季節限定の楽しみ方も。
紅葉時期に運行する札幌国際スキー場の「紅葉ゴンドラ」は山全体が赤、黄色、オレンジに染まり、一見の価値あり。定山渓内で運行する「紅葉かっぱバス」は定山渓の紅葉見所を地元ガイドが案内する名物バスツアー。どちらも運行予定は事前確認をしておきましょう。
定山渓に来たら温泉だけではもったいない!

提供写真:定山渓観光協会

提供写真:定山渓観光協会
近隣には大自然を楽しむアクティビティーが豊富にあります。ゆっくりと自然を味わうなら散策路や近隣の山々での登山。子どもでも楽しめる山から登山の醍醐味を味わえる1,000m級の山などもあり、好みで選ぶことができます。
グルメ派には果樹園での果物狩りがオススメ。春から秋にかけてイチゴ、リンゴ、サクランボなど様々な果物を堪能できます。ワイナリー見学で”大人時間”を過ごすのも良いです。アウトドア派には豊平川やさっぽろ湖でのカヌーや乗馬体験も。ガイドが丁寧に教えてくれるので初心者でも安心です。中でも4月後半〜5月のラフティング(急流下り)は刺激的!

提供写真:定山渓観光協会
春夏秋冬いつ訪れても楽しめる温泉街の魅力
年間を通してさまざまなイベントや祭事があり、いつ訪れても楽しむことができる定山渓温泉。
春になると飾られる川をまたぐほど大きな「渓流鯉のぼり」は春の風物詩。夏休み期間はPR隊長かっぽんが「かっぽんラリー」と称し、温泉街を楽しむクイズなどのさまざまなイベントを用意しています。
かっぽんが出した課題をクリアすると抽選で豪華景品があたるかも!?

提供写真:定山渓観光協会
冬は期間限定で温泉街に犬ぞりやスノーラフティングなどのアクティビティー会場「雪三舞」(ゆきざんまい)ができたり、定山渓神社を約2,000個のスノーキャンドルが幻想的に灯す「雪灯路」(ゆきとうろ)など四季を通して楽しめます。