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観光観光

2016.06.29

函館湾をぐるりと1周
金森ベイクルーズで海の散歩

writer : 金子 美里

金森ベイクルーズは、函館湾内をぐるりと遊覧する小型の観光船。ベイエリアにある運河のような掘割から出発し、時速約40㎞のスピードで巡る15分のコースでは、函館の象徴ともいえる造船所・函館どつくや、五稜郭タワーなど、市内の観光名所をまるごと海から望める楽しいクルージングです!
クルージング
山と海に囲まれた函館の街の全体像も、肌で感じることができるはず。潮風を切って進む海上散歩は、すがすがしくて迫力も満点です。街歩きでは決してわからない、函館の姿を海から見渡してみませんか?
海上散歩

運河のような掘割から出発! 函館湾の爽快クルーズ

金森赤レンガ倉庫に挟まれた、細い掘割が金森ベイクルーズのスタート地点。倉庫の足元で、静かに出番を待っている2艘の船が、海の散歩へ連れて行ってくれる観光船です。
観光船
中型クルーズ船で定員はどちらも10名強。全天候型のドリーム(写真前方)と、直接海風を感じられるオープンエアーのカレンⅡ(写真後方)です。季節や天候に合わせて、船を使い分け、快適なクルージングを実現してくれます。
チケット売り場
受付でチケットを購入したら、船の待つ掘割へ降りてさっそく乗り込みます。掘割から見上げる、倉庫は、地上で見るよりも不思議と近くに感じ、出港を温かく見守ってくれているかのよう。
船のコックピット
穏やかな波の揺れを体に感じたら、いよいよクルージングのはじまりです。船のエンジン音とともに、期待に胸が高鳴ります。

アーチ型の橋をくぐって、いよいよ遊覧スタート

七財橋
掘割から函館湾へのゲートであるアーチ型の石造りの七財橋を抜けると、船は一気に加速。ここから約15分で湾内を大きく周遊するのが、クルージングコースです。
まずは、折り返し地点である北防波堤を目指して、力強く前進。振り返ると、さっきまで散策していたベイエリアの倉庫群が、航跡の向こうにぐんぐんと遠ざかり、視界が広がっていきます。
海からの函館
往路は、緑の島や函館どつくの脇を進むルート。海から見る函館山は、堂々としていて貫禄ある姿です。紅い灯台がすっくと立つ北防波堤が近づくと、大きくUターン。船首をベイエリアへ向けて、今度は函館市街地を眺めつつ戻ります。
海からの工場地帯
往路から一転、復路は、連なるふ頭の向こうに、ビルや住宅がひしめく華やかな街の景色。ぴょこんと頭を出す五稜郭タワーも、地上では見られない新鮮な眺めです。

15分という遊覧時間で、贅沢な船旅を体験した気持ちになりますよ。
遊覧観光

見どころをしっかり押さえて船の旅を満喫

水しぶきを上げて時速約40㎞で進む観光船。そのスピードと迫力に感動して、見どころを逃さないよう、あらかじめポイントを押さえておこう。
ベイエリア全景
まずは、出港間もなくのベイエリア全景を見渡せる景色。進行方向に目を向けがちですが、背後の絶景を忘れちゃいけません。海上ならではのアングルで倉庫群を撮影できますよ。
海からの大きなクレーン
次なるスポットは函館どつく近辺。間近に大きなクレーンが何本も立つ迫力の光景に胸が高鳴ります。その奥に悠々と横たわる函館山も見ごたえ十分。

函館駅に近い中央ふ頭付近も見どころ。ここは水深14mと湾で一番深い場所で、運がよければ、飛鳥Ⅱなどの豪華客船を目の当たりにできることも。
豪華客船
復路のクライマックスは旧函館第二岸壁に係留している摩周丸の展望。堂々たる姿を正面から楽しめます。晴れていれば、函館を囲む山の稜線もくっきり確認できますよ。

ほかにも見どころ満載。船だからこそ出合える風景を、存分に味わってくださいね。

着岸まで気を抜いちゃダメ! 最後の最後まで楽しもう

湾内の景色に大興奮しているうちに、船は速度を落として掘割に近づいていきます。遊覧の最後も、実は注目したいポイントです。
函館湾内
掘割に架かる石橋・七財橋の底を頭上に見られるのは、この観光船だけ。独特の光景を、クルーズの終わりに、しっかりと見納めよう。
ぴたりと着岸
さらに船を降りるまで、楽しみは続きます。掘割に入った船は、その場で船首をくるりと180度回転させて、見事に着岸。ぴったりと桟橋に船が停まると、お客さんから拍手があがることも。

出港から着岸まで、見どころだらけの函館湾クルーズ。ほかでは見ることのできない景色を、この15分のゴージャスな航海で、思いっきり堪能しよう。

スマートポイント

  • 観光船は2人以上乗船すれば運航してくれます。プライベートな雰囲気で贅沢に航海を楽しめます。公式ホームページにはお得な割引クーポンも。
  • 揺れはありますが、船から写真撮影も可能です。海上だからこその個性的な記念ショットが撮れますよ。
  • 夕暮れ時の景色は、幻想的できれい。陽が落ちかけたころに船に乗るのが、とくにおすすめです。

ライターのおすすめ

普段は見られないアングルで、街を眺められるので、何度も函館観光に訪れた人でも、新鮮な発見がある感動的な体験です。オープンエアーで、揺れもさほど激しくないので、船が苦手な人もぜひぜひトライしてみて。

金子 美里

フリーランスライター。地元情報誌の編集として勤めたのち独立。現在は観光情報誌や旅行雑誌などに執筆。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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