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お土産お土産

2017.02.02

北海道初のシードル専門酒造
増毛フルーツワイナリー

writer : 金子 美里

北海道内有数の港町として知られる増毛(ましけ)町ですが、実は果物の里でもあります。増毛フルーツワイナリーは、町内の果樹園が連なるエリアにあるシードル専門の小さな果実酒醸造所。
果実酒
自家農園のものをはじめ、地元でとれたりんごを使って、爽やかな甘みと酸味がきいたシードルを手作りしています。りんご農園のなかにちょこんとたたずむ店で、上品な琥珀色をした魅惑のお酒に出合ってみませんか?

海を背に、果樹園の並ぶりんご回廊へ

札幌から北へ約100㎞、日本海に面して位置する増毛町。訪れるだけで髪の毛がふっさふさになりそうな、変わった地名のこの町は、多彩なフルーツがとれる産地でもあります。とくにりんごは日本最北の生産地として知られているうえ、その歴史は1878(明治11)年からはじまっているという由緒正しき場所でもあるのです。
増子フルーツワイナリー
地元のりんごを使用したシードル
そんな歴史あるフルーツの町で、近年注目を集めているのが増毛フルーツワイナリー。地元のりんごを使ったシードルを専門に造る小さな醸造所ですが、その質の高さで全国にファンを持つ名酒造なのです。
看板
このフルーツワイナリーがあるのは町のメインストリートから暑寒別岳(しょかんべつだけ)に向かって車で約10分。りんご回廊と呼ばれる果樹園が並ぶエリアです。海が見下ろせる清々しい景色を背にして、増毛フルーツワイナリーへ極上のシードルを味わいに行ってみましょう!

りんご園のなかに立つちっちゃなシードル専門酒造

果物狩りののぼりがはためく道の途中、果樹園が延々と並ぶエリアに、増毛フルーツワイナリーはちょこんと立っています。素朴な木の看板とシックな店舗の奥にはりんごの木々が。さすがりんごのお酒・シードルを専門に造る蔵元というロケーションですね。
増毛ワイナリー入口
シールドの瓶がたくさん
期待に胸を膨らませながら扉を開けると、小ぢんまりとした店舗の壁には、各国のシードルの瓶がずらり。おしゃれな雰囲気が漂います。
堀井拓哉さん
フルーツワイナリーを営む堀井拓哉さんは、カナダの農家でシードル造りを学び、北海道ワインで果実酒製造の修行を積んだ醸造家。自身もりんご園を営みつつ、地元でとれたりんごだけを使って手作りで増毛シードルを作っているんですよ。

琥珀色のシードルはしゅわっと爽やか

増毛シードルは、あくまで地元産、そして天然にこだわり、時間と手間をたっぷりかけて作られます。地元でその年とれたりんごを皮ごとすりつぶして、数ヶ月かけてゆっくりと発酵。
こだわりのシードル
りんご以外の材料は一切使わず、素材本来の持つ甘みや香りを、じっくりと時間をかけることで引き出します。愛情をそそいで、手間暇かけたシードルは、上品な琥珀色。
琥珀色のシードル
天然発泡の細かな泡がはじけると、みずみずしいりんごの香りがふわり。口に含むとまろやかな酸味と甘みが広がります。天然の炭酸が程よい刺激で、のどを通り過ぎるまでおいしい。辛口は辛党好みのシャープな味。よりりんごの甘みや香りが感じられる甘口。中口はバランスのとれた味になっています(増毛シードル辛口/中口/甘口 各775円)。
りんご
しかも、りんごのできによって、毎年異なる品種をブレンドして作るので、年毎に違う仕上がりに。毎回新しい味に出合えるというのも楽しいですね。

北国の寒さが生み出すりんごのデザートワインに酔う

増毛シードル ポム・スクレ(3,564円)は、さらにりんごの旨みをぎゅっと凝縮した、濃厚な味わいのデザートワイン。絞った果汁を凍らせて、水分を飛ばし6分の1まで濃縮して作り上げるという、贅沢すぎるお酒なのです。
増毛シードル・ポム・スクレ(3,564円)
とろみのあるこのワインは、はちみつのように上品な香りがして、口にするとうっとりとするような甘さ。飲んだ人をハッピーにさせてくれるおいしさですよ。年に一度しか出荷しない増毛ポワール(775円)という梨のスパークリング酒もあります。店舗では、そのとき扱っている銘柄をどれでも試飲させてくれるので、まずはすべての銘柄の味を、自分の舌で確かめてみましょう。
自慢のシードルを注ぐ様子
北海道唯一、日本でも数少ないシードル専門の酒造・増毛フルーツワイナリー。増毛ならでは、手作りならではの味わい深い美酒を求めて、東京からもわざわざ足を運ぶ人がいるほど。潮風を感じるりんご園のワイナリーで、その魅力的な味を感じてくださいね。

スマートポイント

  • 最北端の酒蔵・国稀もあるほか、周囲の果樹園では、りんごやぶどう、さくらんぼなど季節のフルーツ狩りも楽しめます。
  • シードルは地方発送も可能。梱包用の箱もデザインがかわいらしいうえ、有料(50円)でギフトパッケージもしてくれるので、お土産にもぴったりです。
  • 店舗では、実際にシードル造りをしている堀井さん夫妻が対応してくれるので、おいしい飲み方や、保管の方法なども教えてくれます。

ライターのおすすめ

中心街からワイナリーまでの道のりは、果樹園の緑が続くうえ、振り返ると海も見える清々しい風景。徒歩でも20分ほどで付くので、晴れた日にはレンタサイクルを利用したり、歩いて向かうと気持ちよいです。

金子 美里

フリーランスライター。地元情報誌の編集として勤めたのち独立。現在は観光情報誌や旅行雑誌などに執筆。

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