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2016.03.09

奇想天外でアートな店内
読谷村のタイ料理「シロクマ」

writer : miya-nee(みやねえ)

南国の沖縄なのに「なぜ店名がシロクマなの?」そんなインパクトから始まるタイ料理屋。読谷村(よみたんそん)の住宅街にあり、地元の人から「おいしいよ」と聞いていたこの店に入ると、さらにインパクトが加速する光景が待ち構えています。
シロクマ外観
全体的にタイ風のエスニックなインテリアかと思いきや、小洒落た壁画アートや「??」となる雑貨が飾られ、カウンター席はまるで小粋なバー。タイ料理屋でありながら多国籍を思わせる内観です。

タイ料理尽くしのメニュー表を見て「やはりここはタイ料理屋ですよね」と納得することになります。

2005年、店長の花井さんは沖縄に移住。当時はIT関係の仕事をしつつ、その途中で読谷村へと引っ越します。漠然と心に決めていた「いつかタイ料理屋がやりたい」との志を胸に、北谷(ちゃたん)にあるタイ料理屋「JAI THAI(ジャイタイ)」で働くことに。

この店はコックが全員タイ人。本場の味を修行できるチャンス!とここでタイ料理の修行を積み、2011年11月に読谷村で「タイ屋台料理シロクマ」をオープンさせました。

「なぜ、読谷村の地を選んだのか」と店長さんにうかがうと、「海が近くてのどかな自然があるから。読谷村の住民の人達とも仲良くなってきていて、人と自然に魅了されたんですよね」との言葉が返ってきました。

「住」を考慮した上で選択した「読谷村」。そしてなんとも個性的なタイ料理屋が誕生しました。

シャレオツな店内には、3タイプの席がある

店内
一つめは、異国情緒が漂うエスニック風のソファー席。ゆったりのんびりほっこりできる人気席です。何気にカップルシートがあり、ぼっちで読書するにも快適です。

※ちなみに「ぼっち」とは、「ひとりぼっち」の略語となります。
店内の壁画
二つめは、イラスト好きなスタッフが描いてしまった店内の壁画がスタイリッシュなテーブル席。小洒落たペイズリー柄をよく見ると、象の絵が隠されています。
クールなカウンター席
最後は、棚に並ぶボトルがまるで小粋なバー!?なクールなカウンター席。カウンター越しにスタッフと会話できるため、ぼっち飲みでもたぶん寂しくありません。

何気に見てほしい、奇想天外な店内アートをご紹介

入口の看板
まずは入口の看板。何気に強調したいのが横に飾られたフライパン。これを飾るだけで「料理屋だよ」と簡単にアピールできます。
壁に飾られたステンレス製のプレート
やけに気になる壁に飾られたステンレス製のプレート。そこで質問してみました。

質問:大変シャレオツに感じますが、なぜプレートを飾ってしまったのでしょうか?

店長・花井さん「んーなんとなくですかね。笑」

なるほど。そしてこの何気ない発想が店内の隅々まで展開していたのです。
目について気になる小物たち
英字新聞で制作した湿気に弱い手作りハットがあったり、タイのビール・Singha(シンハー)の缶をアレンジして飾ったり、何かと目について気になる小物だらけです。

「この雑貨を作るにあたり、アイデアの発想はどこから生まれたんですか?」とたずねると、「いやーたぶんどこかで見たやつですね。それを思い出してスタッフと手作りしました。笑」

なるほど。若干パクリ疑惑はあるものの、店長の花井さんは大変記憶力がいい!ということが判明しました。
天井からぶら下がるバケツ
特に気になったのがこのバケツです。まさかと思い、中に何か入っているのかと確認すると「もちろん何も入っていませんよ。笑」との返答。

ですよね。落ちてきたら大変ですから。

そして一瞬にして頭の中を妄想が駆け巡りました。このバケツの中に実は大量の飴ちゃんが入っていて、時々バケツが傾いてはうっかり飴がこぼれ落ち、「上から飴が降ってくる店!?」などと巷で話題になり「ちょっとこのお店メルヘンだわー」とタイ料理屋ながらもファンタジーな世界観が楽しいと、リピーターが増えるのではないかと。

そして噂が噂を呼び、新聞に掲載されて記事の見出しは「子どもに大人気!読谷村のタイ料理屋シロクマ。
バケツから生まれた夢のあるストーリー」と。いやーこれは素敵だわーと妄想しながら筆者は我に返りました。

そんな楽しい空想を引き出すほど、楽しい内装を手がけた店長さんが
こちら。
店長の花井さん
店長の花井さんが手にしているのは「シロクマTシャツ(2,500円)」。スタッフがイラストを描き、店内で販売中です。

緑、黄色、白と3色のTシャツには、フォークやスプーンなどのキッチングッズで描かれたSHIROKUMAの文字。このイラストがツボすぎて「これは需要があるのでは!フリーマーケットで販売してみては?」と最終的に流通の話にまで至りました。

やっと料理のお話です。ランチはワンプレート、ディナーは1品料理を!

タイ風焼きそば「パッタイ」
定番のタイ料理をカバーしたランチはワンプレート。夜はアルコールのお供になる1品料理を中心にタイ料理を提供しています。このタイ風焼きそば「パッタイ」は、ライスヌードルに海老、厚揚げ、もやし、ニラ、卵、クラッシュナッツ入り。
パッタイのアップ
まずは、トッピングのクラッシュナッツを混ぜてひと口。その後はレモン汁を絞ってひと口。そしてテーブルに用意された調味料を追加していきます。
用意された調味料
用意された調味料は、ナンプラー、グラニュー糖、酢漬けの島唐辛子、粉唐辛子の4種類。パッタイの味つけが割りと濃いため、ナンプラーはほんの少量で十分です。

そしてグラニュー糖を入れましょう。

タイ風焼きそば「パッタイ」には、なんとグラニュー糖が良く合います。塩分系の味つけが一気にまろやかになり、軽やかな旨味が追加されます。味覚から感じる至福のひと時、心と胃腸が蝶々のように舞い始め、気分は楽園へとまっしぐらです。

おいしいのでぜひチャレンジしてみください。ライターに二言はありませんが、人によっては楽園にたどり着くよりも、ビールを増量したくなるかもしれません。そしてグラニュー糖の入れ過ぎにはご注意ください。
ホットジンジャーレモネード
生姜を煮出してココナッツシュガーと黒糖を入れたオリジナルの「ホットジンジャーレモネード」は冬季限定。通年味わえるのは自家製ジンジャーエールです。
タイ産のアルコール類
そしてタイ産のアルコール類を用意しています。

タイのビール「Singha beer(シンハービール)」と「Chang beer(チャーンビール)」、タイのウイスキー「MEKHONG(メコン)」やタイの焼酎「Mon Siam(モンシャム)」など。

読谷村には「比嘉酒造」という沖縄のお酒・泡盛の酒造所があり、有名な銘柄は「残波(ざんぱ)」です。地元では、黒い瓶の残波を「残黒(ざんくろ)」、白い瓶の残波を「残白(ザンシロ)」と呼び、なかなかの根強い人気があります。

定番のタイ料理をサクッと食べるならランチ。

タイ料理をこれでもかと食べ尽くしたい人は、夜に行くのがオススメです。

辛いのが苦手な人は、スタッフにお声がけを。

酒好き、ぼっち、子ども連れなど、さまざまなニーズに合う「シロクマ」で、のんびりとタイ料理を食べながら異国情緒を味わってみてください。残念ながら飴ちゃんは降ってきませんが。

スマートポイント

  • 辛いのが苦手な人はスタッフにお声がけください。
  • 読谷村の観光地、絶景の残波岬や体験王国むら「むら咲むら」まですぐ近く。元祖紅芋タルトの御菓子御殿本店もあります。
  • 海水浴をするなら、残波ビーチまで車で約10分。

ライターのおすすめ

昼間は小洒落たカフェ、夜は小粋なダイニングバーに変貌する「タイ屋台料理シロクマ」でのんびりと楽しむタイ料理。旅の途中で地元の味に飽きてきたらオススメしたいエスニック料理です。

miya-nee(みやねえ)

JTBの元ツアーコンダクター。現在はライターをはじめとして、Web講師、カメラマンなどと多岐にわたる仕事に取組む。

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