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グルメグルメ

2019.11.19

沖縄の古都の住宅街に生まれた
物語を生み出すカフェ、コント

writer : 長嶺陽子

気に入ったカフェで過ごす時間は、おいしい食べ物や飲み物をゆっくり味わったり、気分をリラックスさせたり……、普段の暮らしの中でも、旅の中でも、自分の心をゆっくりほどいて、時間と空間そのものを楽しむ特別なひと時になります。沖縄にもたくさんの個性的なカフェがあるので、いろいろなカフェを巡るのを旅の楽しみにしている方もいるのでは?
そんな沖縄で、古都・首里に新たに魅力的なカフェが誕生しました。ゆいレールの首里駅から徒歩5分。観光スポットの定番・首里城にもほど近い、閑静な住宅街に生まれたカフェCONTE(コント)。CONTEというのはフランス語で『物語』という意味。広々としつつ落ち着いた空間で、香りの良いコーヒーや沖縄県産素材を中心としたランチを味わえます。琉球の歴史をそこかしこに感じる首里の街を散歩しながら立ち寄るのにもぴったりです。
カフェCONTE入り口

広々とシンプルな造りで温かみのある空間

首里の住宅街。木製のドアを開けると、明るい日差しが入る空間に広いオープンキッチンが。カウンターには食器や食材が所狭しと並んでいます。
広いオープンキッチン
「僕は工房とか職人さんが作業しているような場所が大好きなんです。この店も、料理をしたりする仕事のスペースとお客さんのスペースにあまり区切りがないような、アトリエみたいなイメージで造りました」と話してくれたのは、オーナーで料理人の五十嵐亮(まこと)さん。
CONTEは昨年開店したばかりの新しいカフェですが、天井が高く、広々とシンプルな造りに温かみのある木製のカウンターやテーブル、レトロな雰囲気の家具と大きな観葉植物がしっくりとなじんでいて、とても落ち着いた空間になっています。
落ち着いた店内

丁寧な仕事が活きる『ごちそう』ランチ

亮さんが腕を振るうランチは4~5種類。この日のメニューは「県産豚と白菜の煮込み」、「県産豚のロースト マスタードソース添え」、「県産オオマチのソテー カリフラワーのソースをかけて」、「新じゃがと県産豚ひき肉のコロッケ ヨーグルトスパイスソースをかけて」(いずれもスープと数種のデリ、ライスがついたセット)。県産豚や沖縄近海で獲れる新鮮な魚などの沖縄の食材を中心に、季節の野菜を使った、時季ごとに違うメニューを味わうことができます。
いただいたのは、定番人気メニューのひとつ「県産豚のロースト マスタードソース添え」。
県産豚のロースト マスタードソース添え
しっかりした旨みがある沖縄県産の豚肉は食べ応え十分。つけ合わせのデリはオーブンでじっくり焼いた黄色い島人参、カブ、キクイモなど。野菜の甘みが活きています。島豆腐を使った一品も優しい味わい。
「沖縄県産食材を中心にしていますが、県産だけにこだわるわけではなく、県外の知り合いからいただく野菜など、その時々で縁のある食材を使っています」と亮さん。身近なものできちんと吟味した素材に、手間をかけた丁寧な仕事をすることで『ごちそう』を生み出しています。
『ごちそう』ランチ
ちなみにこの日のスープは炒めた玉ねぎと塩だけのシンプルなスープでしたが、驚くほどしっかりと玉ねぎの甘みが引き出されていて、ほっとする味でした。

香りの良いドリップコーヒー

こだわりのコーヒー
CONTEで食後に味わってほしいのが、こだわりのコーヒー(写真のコーヒーはアメリカーノ)。
コーヒーだけでなく、アールグレイの紅茶やクガニ(シークワーサー)サイダー、自家製ジンジャーエール、そしてベイクドチョコレートチーズケーキやクッキーなどのスイーツメニューもあるので、カフェタイムもゆっくり楽しめますよ。

物語が生まれる場所=CONTE

2015年9月にオープンしたCONTE。沖縄県内のいくつかのカフェで料理の腕を磨いてきた五十嵐亮さんと、東京でカルチャー雑誌の編集者としてさまざまな取材や本の企画を手がけてきた川口美保さんが沖縄で出会い、2014年に結婚したことが、CONTEが生まれたきっかけでした。
「僕自身、これまでいくつものお店にかかわってきたので『自分の店を持つ』ということに実はそれほどこだわりはなかったんです。でも、沖縄でいろいろな料理人や美味しいものに出会うことで『自分も……』という気持ちが自然にわいてきました」と亮さん。そんな中で、美保さんの心強い後押しがあって、ここ、首里にお店を構えることになったそう。
「『ライブや写真展、トークショーなどもできる広い空間がいいね』といって物件を探しました。料理人としての亮くんのつながりと、編集者としての私のつながり、それぞれを活かすことができる場所にしたいと思ったんです」と美保さん。
五十嵐亮さんと美保さん
実際にCONTEではオープンして数カ月の間にも、沖縄県内のコーヒー専門店COFFEE potohotoとコラボレイトした店内焙煎イベントや県内外のミュージシャンのライブなど、さまざまな企画を実現しています。
CONTE=『物語』の名前の通り、夫婦2人、それぞれのつながりから生まれて、さらに広がる豊かなストーリーが、この場所から発信されていきそうです。
カフェCONTEの外観

※こちらは、公開日が2016年2月19日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。

スマートポイント

  • ドリンクメニューはテイクアウトできるものも豊富。首里散歩のおともにどうぞ。
  • 基本的に夕方までの営業ですが、10名以上(一人3,500円)から夜の貸し切りパーティプランも。
  • お店独自のイベントやライブが随時企画されているので、お店のサイトやフェイスブックで確認を。

ライターのおすすめ

ゆっくり味わいたいCONTEのランチは自分へのごほうびになりそうなくらいのおいしさ。4種類全部食べてみたくなります。

長嶺陽子

東京の出版社を経て沖縄へ移住し10年。那覇市久茂地にて夫とともに泡盛居酒屋「カラカラとちぶぐゎ~」を営む。

スポット詳細

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