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観光観光

2016.04.12

染織工房バナナネシアで楽しむ
紅型体験と芭蕉布ギャラリー

writer : 阿久津彩子

紅型体験
沖縄を代表する染色技法「紅型」。
南国独特の美しい色合いは旅の心をくすぐります。今回は紅型染めを手軽に体験できる北部のおすすめスポットをご紹介。
北部の今帰仁村にある染織工房バナナネシアさんでは、紅型同様に沖縄で古い歴史を持つ織物「芭蕉布」の制作も行っています。

今帰仁村の自然に佇む工房

工房
静かな里山に優しく溶け込むログハウス。出迎えてくれたのは芭蕉布と紅型の職人さんである福島泰宏さん、律子さんご夫婦です。職人といえば気難しい頑固な方を想像してしまいますが、この笑顔を見たらお分かりですよね。温かな人柄のおふたりと愛犬コロ君に心が和み、すっかりリラックスムードで工房へ。
工房内
芭蕉布や紅型
干草を思わせるような木の香り漂う工房にはランプやのれんなど、お二人が制作した芭蕉布や紅型が展示され、ゆっくりと時間をかけて観賞できます。

沖縄の自然と手仕事で生まれる芭蕉布

福島泰宏さんと律子さん
泰宏さんが手にしているのは芭蕉糸を琉球藍で染めた作品。緯絣のひし形模様が美しく、赤木の額装で仕上げています。
芭蕉糸
芭蕉布とはバナナに似た糸芭蕉の木を原料とする伝統的な工芸品であり、沖縄の織物の中で最も古い歴史を持つ織物です。
機織り機
その制作は糸芭蕉の皮を剥ぎ細かく分類する「苧剥ぎ(うーはぎ)」、繊維を取り出す「苧引き(うーびき)」など、気が遠くなるほど根気のいるもの。こちらでは木の栽培から繊維の採取、染織までの全工程を行い、1点1点すべて手作業で作り上げています。
機織り道具(杼)
ギャラリーのすぐ隣りは工房になっているため、タイミングさえ合えば作業風景を見ることも。沖縄の自然と人の手によって生まれた布は通気性に優れ、芭蕉布の着物は暑い夏の日でも心地よく過ごせるそうです。
芭蕉紙について
さらに「自分で刈り取った芭蕉の命はすべて使いたい」と話す泰宏さん。布を作る際に出た繊維部分を使い、手漉きで芭蕉紙も作っています。
芭蕉紙
独特の温かみを感じる芭蕉紙は耐水性と強度に優れ、芭蕉100%の紙はここだけのオリジナル。ぜひ手に取ってその感触を確かめてみてください。

次は紅型体験に挑戦!

律子さん
続いて、旅行者に人気の紅型染め体験に挑戦してみました。教えてくれるのは奥様で紅型職人の律子さん。
レクチャー
受付後にしっかりとしたレクチャーをしてもらえるので事前知識ゼロでOK。
二日前までの事前予約さえしておけば必要な持ち物はなし、体ひとつあればばっちりです。
糊置きずみのハンカチ
紅型体験では型紙を置き、あらかじめ型糊をひいて乾かしておいた木綿のハンカチを使用します。当日はその糊置きずみのハンカチに色を指すところからスタート。
染料
色選びは伝統にこだわらず、自分の感性でご自由に。筆先に染料を付けて布にすりこむようにして染めていきます。
染めている様子アップ
一度全体に色を入れ、それをドライヤーで乾かしてから濃い色を部分的に重ねる。これは隈取りといい、紅型の特徴的な手法です。この作業で柄に立体感が生まれ、ぐっと深みが出てきます。
染めている様子
「そうそう、そんな感じ!」と優しく見守ってくれる律子さん。不器用な私ですが最初から最後までサポートしてくれるので余裕の心持ち。忙しい日常をしばし忘れ、沖縄の伝統的な染色の世界にどっぷりと浸れました。
完成した作品を持って笑顔のライター
全体的に着色を終えたら糊をお湯でふやかして水で洗い、仕上げにアイロンで乾かせば完成。かわいらしいでき栄えに大満足です!
出来上がった紅型のハンカチ
乾くまではみんなでティータイムを楽しみ、ほっとひと息。ハンカチは体験当日に持ち帰れるので沖縄旅行の特別な思い出になりますよ。

やんばる観光のひとつにどうぞ

やんばるの今帰仁村
染織工房バナナネシアがあるのは沖縄本島北部・やんばるの今帰仁村。沖縄美ら海水族館から古宇利島方面へと向かう国道505号線、今帰仁村の消防署が見えたら曲がって道なり。
名犬コロ君
道の駅「今帰仁の駅そーれ」や世界遺産「今帰仁城」も近いので合わせてどうぞ。一度見たら忘れられない名犬コロ君にも会いに来てくださいね!

スマートポイント

  • 美ら海水族館と古宇利島のほぼ中間に立地。周辺にはワルミ大橋やきれいなビーチなど見所いっぱい。
  • 本文にも書いてありますが、カーナビの過信は禁物。消防署の写真と、手書きの地図を参考に進みましょう。
  • 体験をしなくても気軽に立ち寄りOK。バナナネシアさんの素敵な世界に触れてください。

ライターのおすすめ

手仕事にこだわり、環境にこだわり、全工程を手作業で仕上げる作品。お土産のみならず、友人や家族へのプレゼントとしても喜ばれています。

阿久津彩子

得意ジャンルは食・人・体当たり。沖縄の旬を味わえるおいしいお店から本当は秘密にしたい穴場スポットまで幅広くご紹介します。

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