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観光観光

2016.05.02

道内一のアートの宝庫!
札幌・北海道立近代美術館へ

writer : 新目 七恵

北海道ゆかりのアートをはじめ、国や時代を超えた美術世界が楽しめるのが、北海道立近代美術館です。コレクション数は5,000点以上。質&量ともに道内一!
美術館作品

提供写真:北海道立近代美術館

華やかな展覧会と、見ごたえのあるコレクション展が同時開催されており、ビギナーからアート好きまで楽しめること間違いなし。凝った造りの建物も美しく、何度訪れても飽きることはありません。
札幌駅から車で約10分。バスや地下鉄も近く、利用しやすいのもポイントです。メジャーな観光地の合間に、アートな空間でリラックスタイムを楽しみましょう。

北の大地が生んだ極上の美術世界にふれて

コレクションの半数近くを占めるのが、やはり地元ゆかりの美術です。たとえば、有島武郎の小説『生れ出づる悩み』のモデルとなった画家・木田金次郎の代表作「秋のモイワ」。鹿追(しかおい)町で農民をしながら絵を描き続けた神田日勝の「室内風景」など、どれも傑作&背景がドラマチック! 函館生まれの国松登が、流氷の頃の根室港の灯台から発想したという「氷人B」など、北の風土がモチーフとなった作品も少なくありません。1階の資料室では関連本などを無料で閲覧できます。
美術館内装
とくに人気なのが、江部乙(えべおつ)村(現・滝川市)生まれの日本画家・岩橋英遠の「道産子追憶之巻」。北海道の原風景を詩情豊かに描いた英遠芸術の集大成だそう!
作品を気に入ったら、「木田金次郎美術館」(岩内町)や「神田日勝記念美術館」(鹿追町)など、ギャラリーをめぐるアート旅もおすすめです。

華麗! 神秘的! 多彩なガラス工芸も魅力

北海道立近代美術館が誇るもうひとつのコレクションが、ガラス工芸です。40年前に開館した当時、ガラスに着目する美術館はほとんどなく、先駆的に収集してきました。
エミール・ガレや岩田藤七…。展示は定期的に変わりますが、ギャラリーでは貴重なガラス美が楽しめます。
展示品

提供写真:北海道立近代美術館

なかでも、宝石商・ティファニィ商会創立者の長男、ルイ・コムフォート・ティファニィの「ランプ・きばなふじ」は絶品! 闇に浮かび上がる神秘的な輝きに、目を奪われることでしょう。
装飾品

提供写真:北海道立近代美術館

学芸員の鎌田享さんによると「作品の印象は展示の仕方で変わります」とのこと。たとえば、内側の模様を見せたい時は低めに、フォルムで惹きつけたい時は高めに。向きや照明の当て方でも見え方はガラリと変化するそう。
ギャラリーを歩く際は、そんな意図にまで思いを馳せると、作品の魅力をより実感できるかもしれません。

風や光と戯れる 北海道立近代美術館の野外彫刻は必見!

前庭は、もうひとつの自慢のギャラリーといえます。なぜなら、7基の野外彫刻が点在し、四季折々の大自然と見事なコラボを繰り広げているのです。
美術館外観

提供写真:北海道立近代美術館

東側にある「回転螺旋・1月」(伊藤隆道作)は、S字型の立体彫刻。クルクル回る様子が愛らしい、人気のシャッタースポットです。
また、正面に佇むのは、世界的彫刻家・流政之作の「雲の砦Jr.」。2004年、個展を開いた際に設置されました。
美術館正面

提供写真:北海道立近代美術館

実はこれ、アメリカの世界貿易センタービル前にあった作品を基に、半分のサイズで作られたもの。「永遠に変わらざる平和」がテーマでしたが、悲しいことに、2001年の同時多発テロを機に壊されました。そんなストーリーを知ると、ここでの出合いが一層感慨深くなるはず。
パッと見て楽しむもよし、創作の物語を調べるもよし。広くて深いアートの世界を、自由に味わいましょう!

ショッピング&グルメでリラックス!

買い物やグルメも、旅の大きな楽しみ。1階のショップでは、ここならではのグッズがずらり。コレクションをモチーフにした絵葉書のほか、庭に咲く花や樹木を描いたオリジナルカード各種は、来館記念やお土産にピッタリです。
美術館ショップ

提供写真:北海道立近代美術館

ガラス工芸品が多いのも特徴で、1991年、第4回世界現代ガラス展で日本人として初めてグランプリの北海道立近代美術館賞を受賞した扇田克也氏のガラス工芸作品(5,400円~3万2,400円)もファンに喜ばれています。
お腹が空いたら、2階のレストラン「ボーザール」へどうぞ。道産肉を使った「ハンバーグステーキ」(ライス付き、980円)をはじめ、各種メニューが並びます。
美術館食事

提供写真:北海道立近代美術館

特別展に併せたスペシャルランチも期間限定であるので、チェックしてみましょう。大きな窓からは木々の緑が見渡せ、アートの余韻に浸るのにふさわしいスポットです。

プラスαのお楽しみ! 散策がてら知事公館へ

隣接する北海道知事公館と北海道立三岸好太郎美術館は、知る人ぞ知るアートスポット。徒歩5分の近さなので、気軽に立ち寄りましょう。
美術館庭園

提供写真:カフェきねずみ

北海道知事公館は、国の登録有形文化財に指定された洋館で、レトロな内観は趣たっぷり。緑豊かな庭園の一角にある三岸好太郎美術館では、札幌ゆかりの洋画家・三岸好太郎の作品がいつでも鑑賞できます。1階の「カフェきねずみ」は、地元の自家製酵母パンやジュースも味わえる人気カフェです。
散策コースも整備され、庭には美唄(びばい)市出身の彫刻家・安田侃(かん)の「意心帰」などの野外彫刻も。家族やカップルで、のんびりしたひとときを過ごすことができます。
新緑の時期、太陽がまぶしい夏、そして紅葉の時期に、ちょっと足をのばしてみませんか?

スマートポイント

  • 時間に余裕があれば、コレクション展のギャラリー・ツアー(平日3回、土日1回実施)がおすすめ。約30分で見どころを知ることができます。
  • 北海道立近代美術館の「近美コレクション」をお得に鑑賞するなら、三岸好太郎美術館との共通観覧券(一般820円など)をぜひ。
  • 2階ロビーでは、お弁当を広げてくつろぐのもOK。穴場の休憩スポットです。

ライターのおすすめ

1階の資料室では、地元ゆかりの作家を紹介するオリジナル映像も無料で公開。アーティスト目線で旅をすると、街や風景の見え方がちょっと変わるかもしれませんよ。

新目 七恵

1982年、北海道生まれ。十勝、函館の地方新聞記者を経て、2011年から札幌でフリーライターとして活動。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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