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観光観光

2016.08.16

29.2kmを直線ドライブ!
日本一の直線道路を旅する

writer : 吉田弥生

日本一の直線道路は、北海道の札幌市と旭川市を結ぶ国道12号線の途中、美唄(びばい)市~滝川市間に存在します。北海道のほぼ中央に、まっすぐな道が南北に29.2kmも続いています。しかし、走ってみるとわかるのですが、ちょっと曲がっている部分もあるのです。とはいえ、日本一と認定されている直線道路を北から滝川市、砂川市、奈井江(ないえ)町、美唄市の4市町にまたがって伸びる道路をドライブしてみましょう。直線なのでハンドルはそのまま!
国道12号線の途中

直線道路誕生の秘密は明治時代にあり

北海道の道路は幅が広く、直線が多いといわれています。これは、主要道路の多くが明治の開拓時代に作られたためです。何もない原野に街並みよりも先に道路を開削したので直線道路ができやすかったのです。
日本一直線道路看板
日本一の直線道路は旭川地方の開拓を進めるために1886(明治19)年から開削・整備がはじまりました。1889(明治22)年の工事復命書に「…ナルベク直線道路ト為スを主トシ…」と書かれていたために、このようなまっすぐな道が作られたというわけ。でもそのときはまだ日本一ではありませんでした。
沿革書
日本一になったのは時代が下って1990(平成2)年のこと。滝川バイパスの開通により、27.7kmから29.2kmに伸び、日本一長い直線鉄道であるJR室蘭線の沼ノ端駅~白老駅間の28.736kmを抜いて日本一になりました。

直線道路スタート! 砂川市をひた走る

滝川市内の国道38号線と12号線の交点から直線道路ははじまります。車で5分もかからず砂川市に入るのですが、この部分はのちに延長された道路で、実は微妙に曲がっています。29.2kmと宣言しているものの、厳密な直線距離は27.7kmです。
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砂川市に入るとすぐ右手に巨大なモニュメントが現れます。その後ろに隠れるように像と「赤穂四十七義士之墓」の看板が!
砂川と赤穂浪士
大石内蔵助像です。この近くに赤穂四十七士の分霊を受けている北泉岳寺というお寺があり、毎年12月14日に北海道義士祭が開催されています。砂川と赤穂浪士には意外な縁があるのです。
北菓楼の砂川本店
砂川発祥の菓子メーカー北菓楼の砂川本店が道路沿いにあります。休憩を兼ねて立ち寄って、ソフトクリームを食べたり、お菓子を買ってみてはいかがでしょうか。
砂川市中心部の賑わい
砂川駅周辺は砂川市中心部の賑わい。若干起伏があり、車も多いので注意して運転しましょう。

奈井江町の道の駅はちょうど中間点

直線道路日本一の中間点がある奈井江町に入ります。カントリーサインは特産品のメロンと町木のナナカマド。車も少なく道幅の広い直線道路を気持ちよく走っていくと、中間点のモニュメントが見えてきます。
道幅の広い直線道路
モニュメント
モニュメントの先を左折すると、直線道路唯一の道の駅「ハウスヤルビ奈井江」に入ります。名前のハウスヤルビは、友好記念都市提携をしているフィンランドの同名の町にちなんで付けられました。
道の駅「ハウスヤルビ奈井江」
北欧の雰囲気が漂うログハウス風の大きな三角屋根が印象的な建物です。喫茶店と売店が入っています。
北欧の雰囲気が漂うログハウス風
奈井江産のふっくりんこを使ったおにぎりや地元ベーカリーのパンを販売しています。米粉を練り込んだソフトクリームもあります。
「一直線道」というストレートな名前
道の駅に隣接して特産物の直売所とフードコートがあり、「一直線道」というなんともストレートな名前が付いています。

おいしい寄り道をしながら美唄市を走ろう

奈井江町を抜けるといよいよゴールのある美唄市です。右手は見渡す限りの水田と遠くに山並みが見えてきて、しばらくのどかな風景が続きます。左手には国道12号線と並行してJRの線路が走っています。
見渡す限りの水田と遠くに山並み
左手に現れるレンガ色の壁が目を引く建物は「すぎうらベーカリー」。札幌市の大丸百貨店にも出店している人気のパン屋さんです。地産地消にこだわり、美唄産のお米を使ったパンに力を入れています。
レンガ色の壁が目を引く建物「すぎうらベーカリー」
店内のおいしそうなパン
店内にはおいしそうなパンがたくさん! バゲットやあんパン、シフォンケーキなど商品の半分は米粉を使ったものです。
アンテナショップ「PiPa(ピパ)」
もう1軒立ち寄っちゃいましょう。こちらは、美唄市の特産物を扱うアンテナショップ「PiPa(ピパ)」。美唄特産のお米や美唄焼き鳥、とりめしなど多種多様な商品が並んでいます。
名物「角屋のやきそば」
美唄の隠れ(?)名物「角屋のやきそば」もあります。焼き鳥は真空パックがあるのでお土産にしてもいいかも。

美唄市がゴール…でもちょっと違う?

スタート地点と同じデザインのモニュメント
直線道路が終わりを告げる地点に、スタート地点と同じデザインのモニュメントが立っています。お疲れ様でした! と言いたいところですが、よくよく写真を見ると、まだ直線が続いているような…実は、モニュメントを過ぎてもちょっとだけまっすぐなんです。おそらく、本当の終わりは陸橋の上にあるので、モニュメントが作れなかったと思われます。
ついに現れたカーブ
ここからカーブになっていて、本当の直線はおしまいです。多少の起伏や道幅の変化はあるものの、国道12号線、日本一の直線道路は40分くらいで走れる簡単な道です。景色やお買い物も楽しみながら安全運転で走ってくださいね。

スマートポイント

  • 道がまっすぐに伸びている写真が撮りたかったら、道の駅手前に歩道橋があるので、そこから撮影してみましょう。道路からだと遠くがかすんでよく見えません。
  • 砂川市に入るとすぐに左手に「砂川ハイウェイオアシス館」が見えます。お土産やレストラン、広場も充実しているパーキングエリアです。高速道路に乗らなくても入場できます。
  • 国道12号線から車で10分ちょっとの場所に安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄もあり、広大な公園を散策しながら安田侃のアート作品が鑑賞できます。

ライターのおすすめ

十勝や釧路地方の直線道路のように雄大な景色と疾走感を味わうというよりも、観光やお買い物をしながら「のんびりドライブ」が楽しい直線道路です。立ち寄ったスポットの営業時間や定休日など、詳細はご確認を。

吉田弥生

札幌生まれ札幌育ち。好奇心旺盛で初めての事には何でもチャレンジする性分。北海道の知られざる魅力を発掘します‼

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