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観光観光

2017.01.16

雄大な自然を目に焼き付けて
どこまでも積丹ブルー!神威岬

writer : タカハシアキコ

神威岬
“積丹ブルー”と呼ばれる独特の青色が広がる海に、断崖絶壁が険しく切り立つ神威(かむい)岬。小樽や余市からも近い積丹半島の頭部にあり、そのダイナミックな自然は国内外から多くの観光客をひきつけています。
積丹
岬の根元にある駐車場からは、歩いて片道20~30分ほどで展望台に到着。圧倒されるような大パノラマの青い海のなかには、伝説で乙女の化身とされる神威岩がたたずんでいます。自然だけではない、神威岬の歴史的なスポットにもご注目。ちょっとスリリングなところも楽しみながら、峠の先を目指しましょう!

女人禁制の門をくぐり抜けて岬の先へ

北海道の北西部、かつてはニシン漁にわいた積丹半島の先端に、積丹岬と並んで小さな角のように突き出しているのが神威岬。駐車場から歩道を上った先にある「女人禁制の門」は、実際に女性がこの地へ立ち入ることができなかった時代の名残です。
女人禁制の門
電磁台
時間に余裕のない人は、ここのベンチや少しわきの電磁広場からも、素晴らしい積丹ブルーと海岸線の眺めを楽しめますよ。この電磁台は、第二次大戦中にロシアが日本へ上陸する情報をキャッチするために建てられたものです。

断崖絶壁の麓に百年前の小さなトンネルが

さらに歩くと、念仏トンネルが見えるビューポイントの掲示板が右手にあります。突き出した海岸線をよく眺めると、ほんの小さな穴のように見えるのが、1918(大正7)年に造られた念仏トンネル。昔は、神威岬へ行くのにこのトンネルを利用していたそうです。断崖絶壁で波にさらわれた住民のため、地元の人々が何年もかけて掘ったトンネル。かつての苦労がしのばれますね。
念仏トンネルビューポイント
念仏トンネル

ちょっとスリリング、大自然にうっとり!

「チャレンカの小道」と名付けられた遊歩道を、アップダウンを繰り返しながら進んでいきます。なかには、カンカンと音を立てながら足元がのぞけるような橋も……スリル満点! すれ違うのに苦労するような場所もあります。お互いに譲り合って進みましょうね。
遊歩道「チェレンカの小道」
急な下がり階段
歩いている間にも、透き通った深いブルーの海や、さまざまな表情を見せる崖の造形に見惚れてしまいます。ゴールへ近づくにつれて、海は南国のように美しいエメラルドグリーンの色も見せてくれます。遊歩道が低くなったところでは、ザザーンと激しく打ち寄せる波の音、上に行けば空を飛ぶカモメの鳴き声が。さあ、もう少しですよ!
美しい色の海

息をのむ大パノラマ、乙女の悲しい伝説も

大小の石や、ゴロリとした岩が突き出たわきの道を慎重に進みます。大昔に起こった海底火山の噴火によって、海の底が隆起したのがこの神威岬。こんなところにも大自然の神秘が感じられます。
落石注意の看板
白い灯台の姿が見えたら、ほとんどゴール! 神威岬灯台は、北海道で五番目に古い現存する灯台。明治21(1888)年から、百年以上も現役で働き続けています。
神威灯台
神威展望台
神威岬展望台です。積丹ブルーの視界は、なんと300度。円みを帯びた水平線に「地球は丸かった……」と思わずつぶやいてしまいそう。着いた人たちも口々に歓声を上げています。
神威岩
岬の先には岩礁が連なっています。垂直にすっくと立つのは神威岩。その昔、恋仲になった源義経を追ってかなわず、悲しみに身を投げた娘のチャレンカが化身して神威岩になったといわれています。それ以来、女性を乗せた船はこの周辺で転覆するようになったのだとか。「女人禁制の門」は、ここから来ていたのですね。

積丹の海鮮グルメ?それとも名物ソフトクリーム?

帰りは、同じ道を戻っていきます。体を動かした後は、お腹も空いてくるというもの。せっかく積丹に来たのだから、駐車場わきにあるカムイ番屋で、生ウニ丼(夏限定、2,980円)や積丹丼(同2,800円)などの海鮮メニューを豪勢にいってみましょうか。お土産物も売っているので、ちょっとのぞいてみるのも楽しいですよ。ちなみに、11月から3月までの冬期はお休みなのでご注意を。
急な下り坂
名物「しゃこたブルーソフトクリーム」(350円)
神威岬に行ったらこれを食べる、という人も多いカムイ番屋の名物が「しゃこたんブルーソフトクリーム」(350円)。色は濃い目の水色ですが、食べてみればあっさりとしたミント味。冷たさが心地よく、口のなかもすっきりとします。「しゃこたんブルーラムネ」(260円)もあるのでお土産にいかが? 帰る時にも積丹の海のきらめきと、次々と立ち現れる岬の絶景を、ぜひ目に焼き付けていってくださいね。

スマートポイント

  • 駐車場から神威岬の展望台までは、ただ歩いて往復するだけでも40~50分ほどかかります。気になる人は駐車場のトイレを利用しておきましょう。また、岬の一帯は禁煙なので、たばこを吸う人はご注意を。
  • 遊歩道は足元が悪いので、動きやすい靴と服装で行きましょう。非常に強い風のためにも、暑い日以外はパーカーや暖かい上着を用意したほうが無難です。
  • 神威岬の雄大な景色を赤く染める夕暮れ時は、格別な美しさで一見の価値あり。ただし閉門時刻は月によって異なるので、積丹観光協会の公式サイトや電話で確認を。冬場は日没が本州よりも早いので注意!

ライターのおすすめ

4月下旬から10月までの間、JR札幌駅前ターミナルから神威岬まで中央バスの「高速しゃこたん号」が1日1往復で運行しています。朝9時台に出発して片道約3時間の旅ですが、帰りの便までに岬を往復できるので感動体験をぜひ!

タカハシアキコ

北海道移住歴20年。亜熱帯の血を持つ寒がりライター。お手ごろで魅力的なモノやスポットを発掘すべく歩き回っています。

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