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観光観光

2017.08.30

鉄道好き、SL好きは
小樽市総合博物館本館に集まれ

writer : 石田 美恵

小樽市総合博物館は、JR小樽駅から歩いてすぐの「運河館」と、駅からバスで10分ほどの「本館」の二つに分かれています。本館は、北海道に初めてできた鉄道「官営幌内(ほろない)鉄道」の始発駅があった手宮(てみや)地区、まさに北海道の鉄道の歴史が始まった場所にあります。
博物館外観
旧手宮線・手宮駅の敷地を利用した広いエリアに、鉄道関係の貴重な資料が充実し、見どころ満載。撮影スポットもたっぷりです。
アイアンホース号
夏期(4月末〜11月初旬)は、構内を走る「アイアンホース号」の運行時間を忘れずにチェックしましょう。入館者は無料で乗車できるうえ、大正〜昭和にかけて使われていた転車台(車両の方向を変える設備)で、車両がぐるりと向きを変える姿は必見です!

しづか号、大勝号など、貴重な車両が大集合

メインとなる屋内展示施設は、正門入口の近くにある「鉄道・科学・歴史館」。館内入口は昔の改札口のようになっていて、雰囲気が一気に盛り上がりますよ。ここで入館料を払い、なかへ向かいます。
館内入り口
最初にドーンと現れるのが、SL「しづか号」。磨き上げられたピカピカの車体が美しい!
しづか号
しづか号が1884(明治17)年にアメリカで製造され、その翌年から幌内鉄道で活躍。北海道の近代化を支えた、日本を代表的するSLなのです。
一等客車
後ろにつながれた一等客車、「い1号」は内装が豪華ですね。内部も見学できるのがうれしいところ。
案内役石川さん
NHKの人気番組「ブラタモリ」の小樽編で、案内役を務めた石川直章さんは博物館の館長さんです。「写真を撮るなら、しづか号と一緒に」とパチリ。
このほか、屋外の機関車庫にも貴重な車両が保管されています。たとえば、1895(明治28)年に手宮工場で造られたSL「大勝号」は、現存する最も古い国産SL。しづか号などを手本に、日本人の技術で製造されたそうです。

屋外内に、鉄道ファンをうならせるお宝がズラリ!

屋外展示の一番の人気は、実際に動くSL「アイアンホース号」。こちらは1909(明治42)年、しづか号と同じHKポーター社で製造され、以前は中米グアテマラでサトウキビや果物を運んでいました。
蒸気を上げる姿
客車に乗る人たち
機関車庫から出てきたアイアンホース号は、本館屋外フィールドの「中央駅」と「手宮駅」の間を運行します。蒸気を上げて走る姿は、客車に乗っても、外から撮影しても、楽しさ満点!
走る姿
そして、大注目は転車台での方向転換。折り返し地点で線路ごとぐるりと180度回転します。この設備は「大友式牽引機」という圧縮空気を使ったピストンで動き、現在、小樽市総合博物館本館でしか見られません。
ナンバープレート
車両模型
屋内展示はSLのナンバープレートや古い時刻表、車掌の制服、車両模型などなど、とにかく幅広い内容に圧倒されます。

見て楽し、歩いて楽しの博物館と周辺は小樽の歴史体感エリア

「鉄道・科学・歴史館」の1階にはデートにもオススメのプラネタリウム、2階には、科学を楽しく学習できる「科学展示室」があり、ちびっこたちに人気です。音や光、力、電気に関する展示や、鉄道を科学するコーナーがあるほか、土・日・祝日は午後2時から、だれでも参加できる実験や工作の体験コーナー(要申込)も好評。
展示室
工作体験コーナー
1階の改札口から出たら、ミュージアムショップ「ポッポー」も忘れずに。思わぬ掘り出し物や、お気に入りが見つかるかも♪
ミュージアムショップ
歴史を感じられる
さらに、本館の東側に約1600年前の人々が洞窟に描いた壁画彫刻を保存する史跡「手宮洞窟」があったり、本館西側から運河方面まで、旧手宮線跡の散策路があったり、博物館の外に出ても、地域の歴史を感じられるスポットが盛りだくさん。
洞窟
散策路
「旧手宮線跡は2016年秋にすべての整備が終わり、散策路として全面開通しました。ぜひゆっくり歩いて、歴史を体感してください」と学芸員の佐藤卓司さん。
小樽の歴史
いにしえから現代まで、多くの人々が積み上げてきた小樽の歴史を間近に見て、触れて、歩いて、丸ごと体感してみてはいかがでしょう。

スマートポイント

  • アイアンホース号は、運行時間のかなり前から機関車庫で整備が行われています。整備の様子が垣間見られるのも、ここならではのお楽しみ。ぜひ機関車庫もチェックしてみましょう。
  • 鉄道・科学・歴史館の2階にあるテラスから場内全体を見ると、ホームに並ぶ車両などがよく見渡せます。写真撮影にもオススメ!
  • 鉄道・科学・歴史館の1階、ドームスクリーンを利用したデジタルプラネタリウムの投影もお見逃しなく。平日は午後2時50分〜、土・日・祝日は正午〜、午後2時50分〜(投影時間は30分間)です。

ライターのおすすめ

普段の展示だけで見応え充分ですが、さらに期間限定でいろいろな企画展が開催されていますので、そちらもお見逃しなく。時間にたっぷり余裕を持ってお出かけください。

石田 美恵

札幌出身。料理本編集者として東京の出版社に勤めたのち札幌にUターン。海藻と羊肉、鮭、お寿司が好きです。

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