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観光観光

2016.08.07

日本唯一の染織専門美術館
国際染織美術館

writer : 石田 美恵

※※優佳良織工芸館、国際染織美術館は長期休館中です※※

国際染織美術館の外観
旭川市にある「国際染織美術館」は、染織を専門にした美術館。日本で唯一の施設です。世界と日本各地のすぐれた染織品を収蔵し、毎年見ごたえのある企画展を開催しています(11〜3月は休館)。
コレクション
インドやタイをはじめ、アジアやヨーロッパなど世界中から集めた数千点にのぼるコレクションは、染織に興味がある人はもちろん、ファッションやデザインに関心がある人も楽しめる内容です。がっちり解説を読みながら、アカデミックに見学するもよし、キレイな色や柄をのんびり眺めるもよし、いろいろな楽しみ方ができますよ。

毎年テーマが変わる、充実の企画展

美術館は、JR旭川駅から車で約15分、街を見下ろす高台にある「北海道伝統工芸村」の一角にあります。重厚なトビラをくぐり、なかに入っていくと、左側が展示室のはじまりです。
重厚なトビラ
ここでは、毎年違うテーマを設けて企画展を開催していますが、2016年のテーマは「更紗(さらさ)」。インドではじまり、各国に広がった更紗の歴史と魅力を紹介しています。ちなみに2015年は「世界が装う〜人はなぜ着るのか」、2014年は「世界の文様、日本の文様」がテーマでした。
、2016年のテーマ「更紗(さらさ)」
更紗は、木綿地に文様を染めたものですが、国や地域によって技法や素材、図柄に特徴があり、比べてみると違いがハッキリわかります。
更紗の展示
貴重な資料
すべて貴重な資料なので、もちろん購入はできませんが、思わず欲しくなってしまいそう。美しいものは時代を超えて魅力的です。

世界のなかの日本、日本のなかの北海道を知る

江戸時代にかけて日本に渡った更紗は、どんな風に使われていたのでしょうか。着物だけでなく、掛け軸にしたり、ふすまに貼ったりもしていたようです。
和更紗
さらに日本独自の「和更紗」が生まれ、独自に発展。でもどことなく、異国のテイストが感じられますね。
和更紗の展示
企画展のほか、「日本の染織地図」といった常設展示もあります。北海道は、旭川の染織作家・木内綾氏が創り上げた「優佳良織(ゆうからおり)」と、アイヌの人々の伝統的な「アツシ織り」の二つが紹介されています。
日本の染織地図
「優佳良織(ゆうからおり)」と「アツシ織り」の紹介

美術館の生みの親は、染織研究の第一人者、上村博士

これらの収蔵品は、染織文化研究家・上村六郎氏(1894-1991年)のコレクションを引き継いだものが、ベースになっています。入口の壁には、美術館の名誉館長でもある上村博士のレリーフが飾ってあります。
上村博士
上村博士は、茜(あかね)色や萌黄(もえぎ)色など、「万葉集」に出てくる日本の伝統色を研究したことでも知られる人物。館内には、万葉色の一覧も展示しています。
万葉色の一覧
さまざまな地域で発展した染織工芸を、これほどたくさん、かつ幅広く展示している場所は、ほかにはなかなかありません。工芸村にある「優佳良織工芸館」「雪の美術館」と合わせて、ゆっくり見学してみませんか。

スマートポイント

  • 染織工芸はもちろん、世界と日本の歴史や文化、地理、民族学など、いろいろな分野に興味が広がります。
  • 「優佳良織工芸館」や「雪の美術館」と合わせて見学すると、入館料がお得になる共通券があります(料金は基本情報参照)。
  • 旭川市街と工芸村を往復する無料送迎車があります。ただし、前日までに予約が必要。公式サイト(または電話0166-62-8811)で申し込みができます。

ライターのおすすめ

1階、2階の広々とした展示室に、とにかくたくさんの染織品や資料が並んでいます。これが収蔵品のごく一部と思うと、気が遠くなりそうです。

石田 美恵

札幌出身。料理本編集者として東京の出版社に勤めたのち札幌にUターン。海藻と羊肉、鮭、お寿司が好きです。

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