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2016.04.15

アートな空間を楽しむホテル
ムーンビーチとMBギャラリー

writer : Misa Alta

ホテルムーンビーチは、沖縄の本格的リゾートホテルの先駆けとして1975年に開業しました。2015年7月に40周年を迎えたムーンビーチは県外からの宿泊客のみならず、多くの沖縄県民にも懐かしい思い出がある場所です。建物の中と外の境界があいまいな、沖縄の伝統的家屋を思い起こさせるたたずまいで、訪ねて来る人を歓迎する開かれたこのホテルは、開業当初からさまざまなイベントを通して芸術の振興にも貢献してきました。

周りの風景に溶け込むホテル全体がアート

ムーンビーチ外観
約40年前に建てられたムーンビーチは、採算や利益だけではなく、利用者の心地良さを追求して設計されています。ホテル設計者の国場幸房(こくば ゆきふさ)さんは「ガジュマルの木陰のような」快適な空間を作るため、完成当時、広さ3000坪の吹きさらしのピロティを一階に設けました。現在ホテル敷地内に生い茂るガジュマルやヤシ、南国の花々や木々は、歳月を重ねた貫録のある姿でホテルを包み込んでいます。
4階建ての建物
4階建ての建物は、独りよがりにならず、周囲の風景に溶け込んでいます。自然と共存する、という古来日本人が大切にしてきた感覚です。そして、国場さんが思い描いた「天空を大地に呼び込むような豊かな空間」は、時を経ることによって作り出される、美しい絵のような味わい深い風景をムーンビーチの随所に作り上げています。

ムーンビーチのシンボル「ピロティ」

ピロティ
ムーンビーチのシンボル的空間は何といっても、開業当初広さ3000坪を誇った「ピロティ」です。現在も開業当初からほとんど変わらないビーチフロアの中央にある階段は、ムーンビーチを何度か訪れたことがあるリピーターや沖縄県民には懐かしい場所です。この空間を彩るのは、4階の手すりからビーチフロアまで垂れ下がるポトスの蔦です。
太陽の光が差し込むピロティ
このピロティは、2016年に第23回を数えた沖縄県最大規模を誇る「全島やちむん市」という陶芸作品の市や、2008年より毎年夏に開催されているハワイアンムード満点の「ムーンビーチルアウ」など、さまざまなイベントの会場として、そして夏の暑い日差しから逃れる場所として活躍しています。まさに、若き日の国場さんが思い描いていた光景がここでは繰り広げられています。階段の下から上を見上げると、ポッカリ空いた空間に空が見えます。晴れの日は、太陽の光が差し込み、神々しい光を放ちます。

リゾートホテルの中のアートギャラリー

ホテル設計者の国場さんが、「僕の設計にはむだが多いんだ・・・人間というのはむだがないと寂しいんだ。遊びがないと。ハンドルもそうでしょ。逃げ場がないとさ」と語っているように、余裕や遊び心のある人は粋です。そして、ムーンビーチの粋な遊び心を感じるのが、2014年3月にオープンした「MBギャラリー」です。
MBギャラリー
ギャラリーは、ピロティ中央の階段を上った1Fの東側にあります。広さ90坪のこのアートギャラリーは年中無休、入場無料で、宿泊客以外の人も気軽に立ち寄ることができます。オープン以来、いろいろな企画展を行っていますが、分野を超えた「リゾートギャラリーにふさわしい作品」を展示しているそうです。
アートギャラリーに展示されている作品
また、沖縄で活躍している若手作家の作品も積極的に紹介していて、2016年2月から9月25日までは、「沖縄POPアート・ぼくらのムーンビーチ展」というテーマで、沖縄のアイデンテティを表現する7人の若手アーティストの作品の展覧会が開催されています。南国らしい、色鮮やかな作品の中には、ムーンビーチがテーマの描き下ろしもあります。
ギャラリーに置かれているノートに書かれた入場者のコメント

お土産にもおすすめ!作家の作品やグッズ販売

MBギャラリーで展示されている作家の作品には、販売されている物もあります。大き過ぎて、お土産にするには…と思った人にも朗報です。ギャラリーでは、作品をモチーフにしたいろいろなグッズの販売も行っています。
グッズ
Tシャツやノート、小物など、お土産にもってこいです。なにより、街中のお土産屋さんでは手に入りにくいので、この機会にぜひどうぞ!そして、MBギャラリーのアートディレクターの角敏郎(すみ としろう)さんは、自身も作品を制作している造形作家です。
角さんの作品
ギャラリー入り口にある、色鮮やかな花が浮かんだ水盤は角さんの作品です。水盤に取り付けられた万華鏡をのぞいてみてください。くるくる回る花の、きっと二度と現れることはない美しい模様の移り変わりを見ることができます。また、ギャラリーで販売されている「誕生石万華鏡」は、その名の通り、誕生石が万華鏡の中に入っていて、美しい輝きを放つ模様作り出します。男女を問わず誕生日プレゼントなどにピッタリです!
誕生石万華鏡

ホテルの敷地内に散りばめられたアート作品

ホテルのいろいろな場所で楽しめるアート作品
MBギャラリーが所有、または管理している作品は、ギャラリー内にとどまらず、ホテルのいろいろな場所で楽しむことができます。これらの作品は、ホテルの廊下や階段の踊り場、フロントやレストランなどの空間に彩りを添えています。
アート作品一例
また、ビーチのマリンカウンター周辺にある色鮮やかなトーテムポールは、なんとビーチスタッフによる手作りだそうです!アーティスト顔負けの力作です。そして、ビーチから北側にあるパターゴルフ場へ向かって歩いて行くと、途中に「人魚の像」があります。「潮騒」と名付けられたこの人魚像は、沖縄を代表する版画家、名嘉睦稔(なか ぼくねん)さんの1997年の作品です。「みやらび」(美童:方言で「若い娘」の意)の描写を得意とするだけあって、とても美しい人魚像で、ここでエメラルドグリーンの海に向かって願いごとをすれば、叶いそうな気がします。
みやらび

スマートポイント

  • ラウンジ・バー「ラナイ」では海に面したテラスでコーヒーやティータイムが楽しめます。
  • 小腹が空いた人は、ビーチサイドテラス「ボワール」で軽食をどうぞ。
  • ガッツリ食事がしたい人は、オールデイダイニング「コラーロ」で海を眺めながら、朝食からディナーまでブッフェが楽しめます。

ライターのおすすめ

大きなひさしで囲まれた「ラナイ」で、エメラルドグリーンの海を眺めながのコーヒータイムは至福のひと時です。ホテル自家製のケーキセットもおすすめです。

Misa Alta

沖縄には、ここにしかない興味深いモノや場所がたくさんあります。多くの人に沖縄の持ついろいろな顔を知ってもらえたらいいなと思います。

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