［池間島］サンゴの海が美しい
フナクス、通称ブロックビーチ

フナクス(ブロックビーチ)の由来とアクセス

フナクスの由来は、池間島にある湿原がまだ海とつながっていたころ、その湿地から舟をかついで内浦へと入れたため、舟で越す→フナクスと呼ばれるようになったのだとか。

そして通称ブロックビーチと呼ばれているのは、昔、まだ駐車場がここになかったころ、目印としてビーチの入り口にブロックが置かれていたため、ブロックビーチと呼ばれるようになりました。

今でもこのブロックはビーチの入り口に置いてあり、当時の名残を残しています。

フナクスへのアクセスは池間島の一周道路沿いにある、この駐車場が目印です。

車が10台とハンディキャップ用に1台停められるスペースとトイレがあります。

それでは海へと向かいましょう

ビーチへは先ほどのブロックが置いてある所からと駐車場からと、両方から入れます。

途中、南国特有の植物、アダンの葉が所々道をふさぐように生い茂っていることがあります。葉は尖っているため、触ると怪我をするので注意してください。

ビーチへ出る手前にはモンパの木があります。海と砂浜の風景をモンパの木がまるで写真フレームのように覆っていて美しいので、ぜひ写真に収めてくださいね。

ビーチへ出るとこのような美しい風景が待っています！

岩場の上が写真スポット

砂浜から向かって右側には琉球石灰岩の岩盤がむき出しになった岩場が続いています。

足場が悪いですが、歩いて行けるのでぜひ立ち寄ってほしいスポットです。なぜならここからの景色をぜひとも見てほしいから。


海から少し高い場所にあるので眺めが良く、グラデーションが美しい池間ブルーの海を遠くまで一望できます。

泳ぐ目的だけで訪れたら、見逃してしまいがちなスポットなのですが、本当におすすめなので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

海の中はまるで竜宮城

風向きや海況により波の高い日もありますが、影響を受けない時は波もなくとても静かで穏やかです。

エントリーすると、すぐに枝珊瑚の群生が現れます。

色とりどりの枝珊瑚の周りにはデバスズメダイの群れが泳いでいます。手に取れそうなほど間近で見られます。


かわいいクマノミもあちこちにいるので、探してみてくださいね。

水深は浅い方で潮が引いた時には、サンゴが手に触れられるほど近くなりますが、怪我をするので絶対に触れないようにしてください。

サンゴのほとんどが刺胞毒という毒を持っていますが、毒性は弱く触れても大事に至ることはありません。ただ、触れると怪我をする上に痛みと痒みを伴うので触ってしまった場合はすぐに処置されることをおすすめします。

また、触れたと同時にサンゴを折ってしまうことがあります。自然保護の観点からも触ったりフィンで折ってしまうことがないよう、十分注意して泳いでください。

正しく泳いでサンゴを守ろう

フナクス(ブロックビーチ)は公衆の海水浴場ではないため、遊泳する場合は自己責任になります。監視員も常駐していないので、安全には十分注意してください。

そして2016年の夏、宮古島近海の海水温が高温になり、サンゴの大規模な白化現象が見られるようになりました。白化したサンゴは最悪の場合、死に至ってしまいます。

少しでもサンゴを残すためにも、宮古島の美しい海が保たれるように泳ぐ際はフィンや手でサンゴを折ってしまうことのないよう、またむやみに海の生き物に触れたりすることのないよう、注意してシュノーケリングを楽しんでください。